diff --git a/core/index.html b/core/index.html index 71ec7bc..c612e0d 100644 --- a/core/index.html +++ b/core/index.html @@ -558,6 +558,10 @@ + +
+ +

概要

This specification details a model for representing potential and completed activities using the JSON format. It is intended to be used with vocabularies that detail the structure of activities, and define specific types of activities.

@@ -761,80 +768,166 @@

1. Introduction

+ +最も基本的な感覚では 「アクティビティ」(Activity) は行動の意味論的な +記述である。 +この仕様のゴールは、アクティビティについて、 +リッチで人間に優しいけれども、機械で処理可能かつ拡張可能な形で +メタデータを記述するのに十分な JSON ベースの文法を提供することである。 +これには、アクティビティに関する自然言語記述やビジュアル表現の構築、 +様々な型のオブジェクトと行動可能な情報の関連付け、 +アクティビティログの通信や記録、 +可能性のある行動の他のアプリケーションへの委譲を含む。

+ +この文書における次の各キーワード「しなければならない(MUST)」、 +「してはならない(MUST NOT)」、 +「要求されている(REQUIRED)」、 +「することになる(SHALL)」、 +「することはない(SHALL NOT)」、 +「する必要がある(SHOULD)」、 +「しないほうがよい(SHOULD NOT)」、 +「推奨される(RECOMMENDED)」、 +「してもよい(MAY)」、 +「選択できる(OPTIONAL)」は、 +[RFC2119] で述べられているように解釈されるべきものである。

+ +

1.1 他のソーシャル標準との関係

This section is non-normative.

+ +Activity Streams 2.0 はソーシャルデータ文法に適している。 +これは [SWP] スイートの一部を形成する。

+ +

1.2 JSON Activity Streams 1.0 との関係

This section is non-normative.

+ +JSON Activity Streams 1.0 [AS1] +仕様は 2011 年 5 月に発行され、 +完全なアクティビティの表現のための、基準となる拡張可能な文法を提供した。 +This specification builds upon +that initial foundation by incorporating lessons learned +through extensive implementation, +community feedback and related ongoing work from a variety of other communities.

+ +特に Activity Streams 1.0 から Activity Streams 2.0 への進化の動機となった +問題は次のようなものである:

  • + +アクティビティの多言語表現
  • + +"verb" と "objectType" の "type" への統一
  • + +ソーシャルなユースケースの中心でないアクティビティ型とオブジェクト型の削除
  • + +リッチに表現されたリンクのための Link 型の導入
  • + +関係者指定のコア仕様への結合
  • + +全てのアクティビティを取り消しできるようにするための一般化された "Undo" アクティビティ型
  • + +一貫したコレクションとページング表現
  • + +オブジェクト型とアクティビティ型の規定語彙の名前空間の形式化
  • + +他の型と属性のための拡張フレームワーク
  • + +JSON-LD との互換性

+ +displayName, verb, +title, objectType という用語は +予約語として扱われるべきであり、 +Activity Streams 2.0 文書の中で使われるべきではない(SHOULD NOT)。 +Activity Streams 2.0 文書でこれらに遭遇した場合、 + に上げられているガイドラインに従って +処理されるべきである(SHOULD)。

@@ -842,27 +935,60 @@

+ +

2. 直列化

+ +この仕様は、[JSON-LD] 制限の部分集合に準拠するが JSON-LD 処理を要求しない +Activity Vocabulary のための +JSON [RFC7159] ベースの直列化を記述する。 +他の直列化形式も可能であるが、そのような選択肢はこの文書では議論しない。

+ +直列化されるとき、値の無い属性は、 +(a) 属性の値を null に設定するか、 +(b) 属性宣言自体を省略するかで表現され、 +これは発行者の選択である。 +これらの表現は意味論的に等価である。 +属性が配列を持つ場合、その配列に値が無い場合は、 +属性全体を省略するか値に null を設定することで表現しなければならない(MUST)。 +省略されたか明示的な null 値の適切な解釈は、 +値が設定されなかったか、与えられた値が空または nil であったかということである。

+ +Activity Streams 文書 +とは、ルート値が +(Collection +を含む)任意の型の Activity Streams +Object で、 +MIME メディアタイプが "application/activity+json" である +JSON 文書である。

+ +Activity Streams 2.0 文書は UTF-8 文字エンコーディングを使って +直列化しなければならない(MUST)。

@@ -870,11 +996,27 @@

MUST be consistent with what would be produced by the standard JSON-LD 1.0 Processing Algorithms and API [JSON-LD-API] Compaction Algorithm using, at least, the normative JSON-LD @context definition provided here. Implementations MAY augment the provided @context with additional @context definitions but MUST NOT override or change the normative context. Implementations MAY also use additional properties and values not defined in the JSON-LD @context with the understanding that any such properties will likely be unsupported and ignored by consuming implementations that use the standard JSON-LD algorithms. See the Extensibility section for more information on handling extensions within Activity Streams 2.0 documents. -

- -

+--> +Activity Streams 2.0 文書の直列化された JSON 形式は、 +少なくとも、ここ +で提供されている規定の JSON-LD @context 定義を使って、 +標準の JSON-LD 1.0 Processing Algorithms と API +[JSON-LD-API] +Compaction Algorithm で生成されるものと矛盾しないものでなければならない(MUST)。 +実装は提供された @context を追加の @context で増加させてもよい(MAY)が、 +規範的なコンテキストを上書きしたり変更してはならない (MUST NOT)。 +実装はまた、標準の JSON-LD アルゴリズムを使う消費者実装から +無視されるであろうことを理解した上で、JSON-LD @context に定義されていない +追加の属性と値を使ってもよい(MAY)。 +Activity Streams 2.0 文書の中での拡張の扱いに関するさらなる情報については +Extensibility 節を参照のこと。 +

+ +

+ +JSON-LD は +processing context を +定義するために特別な @context 属性を使う。 +@context 属性の値は [JSON-LD] 仕様で定義されている。 +Activity Streams 2.0 文書を生成する実装は、 +URL "https://www.w3.org/ns/activitystreams" を使って +標準の +Activity Streams 2.0 JSON-LD +@context 定義 への参照を含む値を @context 属性に +指定するべきである(SHOULD)。 +実装は代わりに代替URL "http://www.w3.org/ns/activitystreams" を +使うことができる(MAY)。 +これは文字列、オブジェクト、配列を使って行える。

+ +

2.1.1 文字列のコンテキスト

Figure 1 + +コンテキストを文字列として提供している文書。
@@ -908,12 +1070,19 @@

+ +

2.1.2 オブジェクトのコンテキスト

Figure 2 + +拡張用語のために @vocab キーワードと接頭辞を使ったオブジェクトで +コンテキストを提供している文書。
@@ -936,12 +1105,18 @@

+ +

2.1.3 配列のコンテキスト

Figure 3 + +追加の用語のための別名を含む配列としてコンテキストを提供している文書。
@@ -964,35 +1139,84 @@

application/activity+json" MIME media type, and that document does not contain a @context property whose value includes a reference to the normative Activity Streams 2.0 JSON-LD @context definition, the implementation MUST assume that the normative @context definition still applies. +--> +JSON-LD を有効にした Activity Streams 2.0 実装が +"application/activity+json" MIME メディアタイプを使って +識別された JSON ドキュメントに遭遇し、 +そのドキュメントに標準的な +Activity Streams 2.0 JSON-LD +@context definition +を参照する値を持つ @context 属性がない場合、 +実装はそれでも標準的な @context 定義があるものと仮定しなければならない(MUST)。

+ +

2.2 IRI と URL

+ +この仕様は IRI [RFC3987] を +使っている。 +全ての URI [RFC3986] は +IRI でもあるので、IRI という名前が付いているところでは URL を使うことが出来る。 +特別に考慮することが二つある: +(1) URI ではない IRI が逆参照として与えられた場合、 +[RFC3987] の +3.1 節のステップを使って URI にマッピングしなければならず(MUST)、 +(2) IRI が "id" 値として提供された場合、そのようにマッピングしてはならない(MUST NOT)。

+ +相対 IRI (及び URL) 参照は Activity Streams 2.0 文書の中で +使うべきではない(SHOULD NOT); +多くの JSON パーサ実装は、相対参照を適切に解決するために必要な +基底コンテキストを確実に保存する能力を持たないからである。

+ +

2.3 日付と時刻

+ +全ての日付と時刻の属性は +[RFC3339] の +"date-time" 生成に従わなければならない(MUST); +但し例外として秒は省略しても良い(MAY)。 +日付と時刻を分けるために大文字の "T" を使わなければならず(MUST)、 +タイムゾーンオフセット値がない場合は大文字の "Z" を +使わなければならない(MUST)。

+ +これは以下の [ABNF] 文法記述を使って指定される。 +"time-hour", "time-minute", "time-second", "time-secfrac", "time-offset", +"full-date" 構造は +[RFC3339] +で定義される。

as2-partial-time = time-hour ":" time-minute [":" time-second]
                    [time-secfrac]
@@ -1001,7 +1225,13 @@ 

+`time-offset` 要素はタイムゾーンとは関係なく、 +`time-offset` 要素を含む時刻はタイムスタンプとして上手く動作するが、 +追加の情報と処理なしにこれとローカルの「壁時計時間」とを確実に変換することは +できないということに注意することは重要である。

@@ -1010,20 +1240,32 @@

+ +

3.

This section is non-normative.

+ +次に、様々な詳細度を持つ三つのアクティビティの例を挙げる。

+ +それぞれの例は、この仕様で定義されてい標準 JSON 直列化を使って示している。

+ +

3.1 最小限のアクティビティ

@@ -1047,17 +1289,27 @@

+ +

3.2 追加の詳細付きの基本的なアクティビティ

Figure 5 + +「Martin Smith が2015年2月10日の午後3:04(UTC)にブログ'Martin's Blog'に +記事を追加した」ことを表現する。 +Activity Streams 2.0 +Vocabulary によって定義された属性を使って、 +記事、アクター、ターゲットに関するいくつかの追加の詳細が与えられている。
@@ -1098,7 +1350,10 @@

+ +

3.3 拡張したアクティビティ

@@ -1182,15 +1437,28 @@

+ +

4. モデル

+ +Activity Vocabulary は +Activity Streams 2.0 のためのコアオブジェクトと属性を形式的に定義している。

+ +語彙によって定義されたオブジェクト型は、八つのコア型と、 +多くのソーシャル Web アプリケーションで共通に使われる +Activity 型と Object 型の拡張集合に分けられる。 +コア型は以下のものである:

  • Object,
  • @@ -1205,15 +1473,34 @@

    Object or a Link. All other types defined in the Activity Vocabulary, as well as all extension types, are derived from these two base types. +--> +Activity Streams 2.0 で定義されている全ての JSON オブジェクトは、 +Object か +Link である。 +Activity Vocabulary に定義されているそれ以外の型は、全ての拡張型を含めて、 +これら二つの基底型の派生である。

    + +Activity Streams 2.0 文書の中の JSON オブジェクトは、次のどちらかの場合に +Link である: +(a) 値が "Link" である type 属性を持つオブジェクト、 +または +(b) type 属性の値が、Link の拡張として定義されている型 +(例えば、 +Mention +を参照のこと); +さもなければこの JSON オブジェクトは Object の実体または +拡張である。

    @@ -1221,12 +1508,21 @@

    Object is the primary base type for the Activity Streams vocabulary. +--> +Objectは Activity Streams vocabulary の基本基底クラスである。

    + +(id 属性を使った絶対 IRI で記述された)グローバル修飾子と(type 属性を使って記述された)「オブジェクト型」に加えて、 +Object 型の全ての実体は、 +Activity Vocabulary で規定的に定義された属性の一般的な集合を共有する。 +これは次のものである: attachment | attributedTo | @@ -1261,15 +1557,23 @@

    Figure 7 + +グローバルな識別子とオブジェクト型を表現するために +idtype 属性を使った Object の例。
    @@ -1292,7 +1596,16 @@

    Activity Vocabulary defines a range of Object types that are common to many social Web applications. This specification stops short of defining semantically specific properties for most of these objects. External vocabularies can be used to express additional detail not covered by the Activity Vocabulary. +--> +Activity Vocabulary は +多くのソーシャル Web アプリケーションで一般的である、幅広い +Object 型を定義する。 +この仕様は、これらのアクティビティのほとんどについて特定の属性を +意味論的に定義するには至っていない。 +外部語彙は Activity Vocabulary で触れられていない +追加の詳細を記述するために使われる。

    @@ -1305,7 +1618,10 @@

    + +
    Figure 8 Placegr:Location の両方があるObject:
    Example 8
    @@ -1327,29 +1643,60 @@

    MUST favor the use of properties defined by the Activity Vocabulary. +--> +外部語彙で定義されている属性は、 +Activity Vocabulary で定義されている属性と重複および複製できる。 +そのような重なりが存在する場所では、一貫した相互運用性のために、 +Activity Vocabulary て定義されている属性の仕様を +優先しなければならない(MUST)。

    + +

    4.1.1 オブジェクト型のテキスト表現

    + +Activity Streams 消費者はしばしば、 +例えば Web ブラウザやコンソールインターフェースに表示するために、 +Activity Streams オブジェクトのテキスト表現を必要とする。

    + +name 属性は +作成者または他のユーザーによる入力から生成されるべきである(SHOULD)。

    + +summary +属性は、おそらく発行者によって自動的に生成される、 +フォールバックテキスト表現として使われるべきである(SHOULD)。 +name 属性がない場合、 +summary 属性はマークアップを含むべきではなく(SHOULD NOT)、 +オブジェクトの妥当なテキスト表現として使われるのに +十分短いものであるべきである(SHOULD)。

    Figure 9 + +作者によって定義された名前を持つメモ
    @@ -1367,7 +1714,10 @@

    Figure 10 + +自動生成された概要を持つメモ
    @@ -1384,9 +1734,17 @@

    + +namesummary はなくてもよく(MAY)、 +エンドユーザーの現在の言語での明示的な値がなくてもよく(MAY)、 +現在の言語コンテキストでの Object のテキスト表現として使うのに +適切でないぐらい長くてもよい(MAY)。 +消費者実装はこれらの場合の Object のテキスト表現に対する +フォールバック戦略を持つべきである(SHOULD)。

    @@ -1398,12 +1756,31 @@

    @@ -1695,14 +2121,27 @@

    + +Collection オブジェクトは、 +他の Object や +Link の +コンテナとして動作する基底 +Object の特化である。 +

    + +Collection 型は、 +Objects から全て継承された +基底属性に加えて、追加の属性を含む: items | totalItems | @@ -1713,7 +2152,17 @@

    + +Collection の中のアイテムは順序が +ある場合とない場合がある。 +OrderedCollection 型は、 +アイテムに常に順序がある Collection であることを識別するために使っても良い +(MAY)。 +JSON シリアル化において、Collection の順序のないアイテムは +items 属性を使って表現される一方、 +順序のあるアイテムは orderedItems 属性を使って表現される。

    @@ -1779,14 +2228,30 @@

    CollectionPage type. +--> +Collection は大量のアイテムを含むことができる。 +しばしば、 +items (または orderedItems) 属性だけを使って +Collection に含まれている全てのアイテムをシリアル化するのは +実装上非実用的になる。 +このような場合、Collection に含まれているアイテムは +相異なる部分集合、つまり「ページ」に分割できる。 +ページは CollectionPage 型を使って識別される。

    + +CollectionPage 型は基底 +Collection 型から拡張され、 +その全ての属性を継承する。 +以下の追加の属性も定義されている: partOf | next | @@ -1795,23 +2260,43 @@

    Collection to which the items contained by the CollectionPage belong. +--> +partOf 属性は、 +CollectionPage に含まれているアイテムが属する +Collection を識別する。

    + +first, next, prev, +last, current 属性は、 +親コレクションからのアイテムの追加の部分集合を含む、他の +CollectionPage +実体を参照するために使われる。

    + +Collection オブジェクトと同様、 +CollectionPage の中のアイテムは順序ありと順序なしの場合がある。 +OrderedCollectionPage 型は +アイテムが順序ありのもののページを識別するために使われる。

    + +OrderedCollectionPage + 型は +CollectionPage + と +OrderedCollection + の両方を拡張する。 +これらから継承した属性に加えて、 +OrderedCollectionPage は追加の +startIndex 属性を持つ; +この値は、このページが示す +OrderedCollection +の中で、ページに含まれている最初のアイテムの相対インデックス位置を示す。

    @@ -1831,8 +2329,17 @@

    @@ -1843,15 +2350,30 @@

    CollectionPage or a Link referencing a separate resource containing a CollectionPage . +--> +first, last, next, +prev, current 属性は +単一の +CollectionPage、 +または +CollectionPage +を含む別のリソースを参照する +Link +である。

    @@ -1886,8 +2408,22 @@

    SHOULD be instances of OrderedCollectionPage. If the pages of an OrderedCollection are not instances of OrderedCollectionPage, a consumer will have no reliable means of reconstructing the appropriate ordering of items. +--> +OrderedCollection のページングはトリッキーな場合がある; +実装がページの並びを何らかの推測可能な順序で処理することが +保証されないからである。 +論理的なコレクションのメンバアイテムを適切で完全な順序に再構築したい実装は、 +並びの最初(または最後)のページに移動して、それから全てのページを処理するまで +next (または prev) リンクを再帰的に +辿るべきである。 +ある OrderedCollection のページは +OrderedCollectionPage の実体であるべきである(SHOULD)。 +OrderedCollection のページが +OrderedCollectionPage の実体でない場合、 +消費者はアイテムの適切な順序を再構築するために信頼性のある手段はない。

@@ -1896,16 +2432,35 @@

+ +

4.7 自然言語値

+ +Vocabulary +で定義されている属性のいくつかは自然言語値を持つと定義されている。 +これは、複数の言語を使った人間可読の文字列である。 +JSON シリアル化の中で、これらは以下のどちらかで表現される: +(1) 単一の JSON 文字列、または +(2) 同じ文字列値の地域化された等価な翻訳への整形された +[BCP47] Language-Tags にマッピングされたJSONオブジェクト。 +シリアル化された JSON において、これら二つの型式は単純な属性命名規則によって +区別される; 例えば: +"name" は name 属性の JSON 文字列形式を識別し、 +一方 "nameMap" はオブジェクト形式を表現する。

+ +
Figure 23 言語情報のない単一の name String 値:
Example 21
@@ -1919,7 +2474,10 @@

+ +
Figure 24 複数の、言語指定された値:
Example 22
@@ -1937,10 +2495,17 @@

+ +オブジェクト形式の全てのキーは整形された +[BCP47] +Language-Tag でなければならない(MUST)。 +関連付けられた値は文字列でなければならない(MUST)。

+ +Activity Vocabulary は +自然言語値を使う三つの属性を定義している: +name, +summary, +content. それぞれ、JSON シリアル化では " +name", "summary", and "content" は +JSON 文字列形式を表現する; +"nameMap", "summaryMap", "contentMap" は +オブジェクト形式を表現する。

+ +特別な言語タグ "und" は、 +言語が不明または未定義の値を明示的に識別するために +オブジェクト形式の中で使用できる。

@@ -1975,7 +2555,14 @@

JSON-LD] mechanisms to produce or consume Activity Streams 2.0 documents, the @language property MAY be used within a @context to identify the default language. This mechanism may not be understood by implementations that do not choose to process Activity Streams 2.0 documents using JSON-LD. +--> +Activity Streams 2.0 文書を生成または処理するのに [JSON-LD] 機構を使う場合、 +デフォルト言語を識別するために @context の中で +@language 属性を使っても良い(MAY)。 +この機構は、JSON-LD を使って Activity Streams 2.0 文書を処理することを +選ばなかった実装によっては理解されないかもしれない。

@@ -2083,10 +2670,18 @@

+ +

4.8 言語のマークアップ

+ +Activity Streams 2.0 発行者は、分かっている場合には、map 属性か +デフォルト言語タグを使って、自然言語属性の言語を明示的に +マークアップするべきである(SHOULD)。

Note: Examples
@@ -2100,7 +2695,10 @@

+ +

5. 拡張性

@@ -2387,11 +2985,19 @@

+ +

8.1 application/activity+json メディアタイプ

+ +この仕様は、Activity Streams 2.0 型式に準拠した文書を識別するために +application/activity+json MIME Media Type を +登録する。

@@ -2411,10 +3017,20 @@

@@ -2437,11 +3053,24 @@

+ +Activity Streams 2.0 型式は JSON-LD 仕様を使う一方、 +この特定のメディアタイプの使用を正当化する +Activity Streams 2.0 実装のためには、多くの制限と追加の要求があることに +注意すること。

+ +Activity Streams 2.0 は JSON-LD の制限されたプロファイルと考えることも +出来るため、実装は +`application/ld+json; profile="https://www.w3.org/ns/activitystreams"` +メディアタイプを `application/activity+json` と等価なものとして +扱うべきである(SHOULD)。

diff --git a/glossary.txt b/glossary.txt new file mode 100644 index 0000000..1a9e9e0 --- /dev/null +++ b/glossary.txt @@ -0,0 +1 @@ +External Vocabularies 外部語彙 diff --git a/vocabulary/index.html b/vocabulary/index.html index 29cb8ac..7a05737 100644 --- a/vocabulary/index.html +++ b/vocabulary/index.html @@ -443,6 +443,10 @@ + +

@@ -785,10 +847,24 @@

RFC5988]. Many of the properties defined by the Activity Vocabulary allow values that are either instances of Object or Link. When a Link is used, it establishes a qualified relation connecting the subject (the containing object) to the resource identified by the href. Properties of the Link are properties of the reference as opposed to properties of the resource. +--> +Link は、URL で識別される、リソースへの間接的な修飾された参照である。 +リンクの基本的なモデルは [[!RFC5988]] で確立されている。 +Activity Vocabulary で定義されている多くの属性は、 +Object または Link のどちらの +実体を値に取ることもできる。 +Link が使われるとき、 +主題 (含んでいるオブジェクト) を href で +識別されるリソースと接続する +修飾された関係(qualified relation) +を確立する。 +Link の属性は、このリソースの属性ではなく +参照先の属性である。

@@ -841,7 +917,15 @@

Object that describes some form of action that may happen, is currently happening, or has already happened. The Activity type itself serves as an abstract base type for all types of activities. It is important to note that the Activity type itself does not carry any specific semantics about the kind of action being taken. +--> +Activity は、起こる予定、今起こっている、既に起こったある種の型式の +アクションを記述する、Object の派生型である。 +Activity 型自身は全てのアクティビティのための +抽象基底クラスである。 +Activity 型自身は取られるアクションの種類について +何の特定の意味も持たないことに注意することは重要である。

@@ -898,9 +982,17 @@

object property is therefore inappropriate for these activities. +--> +IntransitiveActivity の実体は、 +自動詞的なアクションを表現するための、 +Activity の派生型である。 +従って +object 属性は +これらのアクティビティにとっては不適切である。

@@ -951,8 +1043,14 @@

Object that represents ordered or unordered sets of Object or Link instances. +--> +Collection は、 +Object または Link 実体の、 +順序付きまたは順序なしの集合を表現する、 +Object の派生型である。

Refer to the @@ -1015,7 +1113,11 @@

Collection in which members of the logical collection are assumed to always be strictly ordered. +--> +論理的なコレクションのメンバーが常に厳密に順序づけされていることが +仮定されている、Collection の派生型。

@@ -1159,13 +1261,22 @@

+ +

3. 拡張型

Base URI: https://www.w3.org/ns/activitystreams#.

+ +Activity Streams 2.0 Extended Types は、 +多くのソーシャル Web アプリケーションで一般的な +Activity と Object の派生型を含む。 +これらは三つの集合に分類される:

  • Activity Types
  • @@ -1180,7 +1291,10 @@

    + +

    3.1 アクティビティ型

    @@ -1287,9 +1401,14 @@

@@ -1334,7 +1453,10 @@

@@ -1401,10 +1523,17 @@

@@ -1450,7 +1579,13 @@

@@ -1495,8 +1630,11 @@

@@ -1538,8 +1676,13 @@

@@ -2599,15 +2742,24 @@

+ +

3.2 アクター型

+ +アクター型はアクティビティを実行する能力を持つ Object 型である。

+ +コアアクター型は次のものからなる:

@@ -2921,7 +3082,10 @@

@@ -2955,7 +3119,10 @@

@@ -2993,7 +3160,10 @@

@@ -3038,7 +3208,10 @@

@@ -3073,7 +3246,10 @@

@@ -3107,7 +3283,10 @@

@@ -3141,7 +3320,10 @@

@@ -3176,7 +3358,10 @@

@@ -3225,8 +3410,12 @@

@@ -3274,7 +3463,10 @@

@@ -3368,7 +3560,12 @@

@@ -3395,13 +3592,19 @@

+ +

4. 属性

Base URI: https://www.w3.org/ns/activitystreams#.

+ +一般的な属性は以下のものである: actor | attachment | attributedTo | @@ -3662,7 +3865,13 @@

@@ -3724,7 +3933,12 @@

@@ -3763,7 +3977,11 @@

@@ -3801,7 +4019,10 @@

@@ -3877,7 +4098,10 @@

@@ -5370,10 +5594,19 @@

Notes:

@@ -5423,7 +5656,12 @@

@@ -6496,12 +6734,18 @@

+ +

5. 実装の注意点

+ +

5.1 関係者指定

@@ -6517,8 +6761,16 @@

to, cc, bto and bcc properties MAY be used within an Object to explicitly identify the Primary and Secondary audiences. +--> +多くの型のアクティビティに対して、 +(アクティビティのアクション型、アクター、オブジェクト、対象を元にして) +主要関係者を推測する手段はあるものの、 +経験則は全ての場合に働くわけではなく、補助関係者を識別する手段を提供しない。 +to, cc, bto and bcc 属性を +主要関係者と補助関係者を明示的に識別するために Object の中で使ってもよい(MAY)。

@@ -6609,7 +6861,10 @@

+ +

5.2 エンティティ間の関連の表現

@@ -6836,7 +7091,10 @@

+ +

5.3 場所の表現

This section is non-normative.

@@ -6890,7 +7148,10 @@

+ +

5.4 質問の表現

This section is non-normative.

@@ -7005,7 +7266,10 @@

+ +

5.5 逆アクティビティと "Undo"

This section is non-normative.

@@ -7116,7 +7380,10 @@

+ +

5.6 言及、タグおよびその他の一般的なソーシャルマイクロ文法

This section is non-normative.

@@ -7126,13 +7393,29 @@

+ +このようなマイクロ文法は + content, + name, and summary + properties on an Activity Streams Object, +値の中で使われても良い(MAY)が、 +implementations SHOULD NOT be required to parse the values of those properties in order to determine the appropriate routing of notifications, categorization or linking between objects. +代わりに、発行者は +それぞれの具体的にそれらの目的のために提供されている +vocabulary terms を適切に使用するべきである(SHOULD)。

+ +例えば、作者が "@sally" という名前の他のユーザーに "#givingthanks" という +タグ付きで感謝のメッセージを送りたいとする。 +このメッセージがメモの内容の中に現れる典型的な方法を以下に示す:

@@ -7141,12 +7424,24 @@

+ +典型的なソーシャルソフトウェア実装は典型的にはこのようなコンテンツを、 +"@sally" を "@sally" のソーシャルプロフィールページへの +ハイパーリンクに置き換え、"#givingthanks" を +同じトピックに「タグ付け」された他のメッセージの一覧への +ハイパーリンクに置き換える。 +ほとんどの実装はまた、自分が作ったメッセージが言及されたことを知らせるために、 +sally に特別な通知を送信する。

+ +以下に等価な Activity Streams Note オブジェクトを示す:

@@ -7211,13 +7506,25 @@

+ +

5.7 origin と target

+ +Activity の origin と +target 属性は、それぞれアクションが向けられる fromto エンティティを識別する。 +例えば、英語の文での +"Sally moved the file from Folder A to Folder B" では、 +origin は "Folder A" で +target は "Folder B" である。 +このアクティビティを以下に例示する:

Optional parameters: + +profile: application/activity+json メディアタイプの profile 引数は +一つ以上のプロファイル URI を指定できる。 +これらのプロファイル URI は [RFC6906] で定義された意味論を持つ。 +"profile" メディアタイプ引数はクォートされなければならない(MUST)。 +これは空白で区切られた URI (プロファイル URI) の空でないリストである。
profile-param = "profile=" profile-value
 profile-value = <"> profile-URI 0*( 1*SP profile-URI ) <">
+
+profile-URI   = URI
上記の文法での "URI" は [RFC3986] の Section 3 で定義される "URI" を参照する。
Notes: + +actorobject を受け入れたことを示す。 +target 属性は、特定の状況では +object が受け入れられたコンテキストを示すために使われる。
Notes: + +Accept の特化で、受け入れが一時的であることを示す。
Notes: + +actorobjecttarget に +追加したことを示す。 +target 属性が明示的に指定されない場合、 +ターゲットはコンテキストによって暗黙的に決定される必要がある。 +origin can be used to identify the context from which the object originated.
Notes: + +actorlocation に到着したことを示す +IntransitiveActivity。 +The origin can be used to identify the context from which the actor originated. +target は特に定義された意味は無い。
Notes: + +

actorobject を作成したことを示す。

Notes: + +actorobject を削除したことを示す。 +指定された場合、originobject が削除した +コンテキストを示す。

+ +二人の個人の間の関係を記述する。 +subject と +object 属性が +つながった個人を識別するために使われる。

+ +追加情報については 5.2 Representing Relationships Between Entities を参照のこと。

Notes: + +複数段落からなるようなあらゆる種類の文章を表現する。
Notes: + +あらゆる種類の文書を表現する。
Notes: + +あらゆる種類の音声を表現する。
Notes: + +あらゆる種類の画像
Notes: + +あらゆる種類の映像を表現する。
Notes: + +典型的には 1 段落未満の短い文章を表現する。
Notes: + +Web ページを表現する。
Notes: + +あらゆる種類のイベントを表現する。
Notes: + +論理的または物理的な場所を表現する。 +追加の情報については 5.3 Representing Places を参照のこと。
Notes: + +@mention を表現する Link の特化。
Notes: + +Tombstone は、削除された content object を表現する。 +これは、Collection 内で、以前この位置にオブジェクトがあったが +削除されたということを示すために使われる。
Notes: + +潜在的に特別な扱いが必要な、このオブジェクトに添付されたり +関連付けられたりしたリソースを識別する。 +目的は、少なくとも意味論的にはEメールの添付と同様のモデルを +提供することである。
Notes: + +このオブジェクトが起因する一つ以上の実体を識別する。 +起因する実体は Actor ではないかもしれない。 +例えば、あるオブジェクトは他のアクティビティの完了に起因するかもしれない。
Notes: + +このオブジェクトが関連があると考えられるエントリ全体を表現する +一つ以上の実体を識別する。
Notes: + +このObjectのプライベートな補助関係者の一部である一つ以上のObjectを識別する。
Notes: + +このObjectのパブリックなな主要関係者の一部である一つのObjectを識別する。

+ +JSON string としてエンコードされた、Object の内容やテキスト表現。 +デフォルトでは、content の値は HTML である。 +異なるコンテントタイプを示すためにこのオブジェクトに +mediaType 属性を指定できる。

+ +content は複数の言語タグ付きの値を使って表現しても良い(MAY)。

Notes: + +このオブジェクトの、単純で、人間可読な、プレーンテキスト名。 +HTML マークアップを含んでいてはならない(MUST NOT)。 +content は複数の言語タグ付きの値を使って表現しても良い(MAY)。