diff --git a/source/basic/ecmascript/README.md b/source/basic/ecmascript/README.md index f67622b6a..a25882a56 100644 --- a/source/basic/ecmascript/README.md +++ b/source/basic/ecmascript/README.md @@ -61,15 +61,20 @@ ES2016以降では、次のような仕様策定のプロセスで議論を進 仕様に追加する機能(API、構文など)をそれぞれ個別の**プロポーザル**(提案書)として進めていきます。 現在策定中のプロポーザルはGitHub上の[tc39/proposals][]に一覧が公開されています。 -それぞれのプロポーザルは責任者である**チャンピオン**と**ステージ**(Stage)と呼ばれる`0`から`4`の5段階の状態を持ちます。 - -| ステージ | ステージの概要 | -| :------: | ------------------------------------------------------------ | -| 0 | アイデアの段階 | -| 1 | 機能提案の段階 | -| 2 | 機能の仕様書ドラフトを作成した段階 | -| 3 | 仕様としては完成しており、ブラウザの実装やフィードバックを求める段階 | -| 4 | 仕様策定が完了し、2つ以上の実装が存在している
正式にECMAScriptにマージできる段階 | +それぞれのプロポーザルは責任者である**チャンピオン**と**ステージ**(Stage)と呼ばれる`0`から`4`の6段階の状態を持ちます。 + +| ステージ | ステージの概要 | +|:----:|-----------------------------------------------------| +| 0 | アイデアの段階 | +| 1 | 機能提案の段階 | +| 2 | 機能の仕様書ドラフトを作成した段階 | +| 2.7 | 仕様としては完成しており、テストやプロトタイプ開発をして検証する段階 | +| 3 | ブラウザが実装をはじめて、フィードバックを求める段階 | +| 4 | 仕様策定が完了し、2つ以上の実装が存在している
正式にECMAScriptにマージできる段階 | + +元々は、`0`/`1`/`2`/`3`/`4`の5段階でしたが、2023年に`2.7`が追加されています。 +これは、ブラウザが実装しはじめて見つかる問題などによりステージ2と3を行き来してしまうことがあったためです。 +そのため、実装の前のテストと検証のためのステージとして`2.7`が追加されました。 2ヶ月に一度行われるTC39のミーティングにおいて、プロポーザルごとにステージを進めるかどうかを議論します。 このミーティングの議事録もGitHub上の[tc39/tc39-notes][]にて公開されています。