関数と宣言: 引数の個数について

[c01o]

該当ページ

• https://jsprimer.net/basic/function-declaration/

リクエスト/提案内容

javascriptでは、引数によって関数が区別されません。例えば、ループと配列節のサンプルに見られるように

js-primer/source/basic/loop/src/break/some-even-example.js

Lines 1 to 5 in 179ef67

	function isEven(number) {
	return number % 2 === 0;
	}
	const numbers = [1, 5, 10, 15, 20];
	console.log(numbers.some(isEven)); // => true

とでき、余った引数はargumentsに詰められるか、アロー関数の場合は単に捨てられます。

しかし、このことについて「関数と宣言」節を含むこれ以前のページで解説がありません。
特に上述した例では、Array#someは(currentValue, index, array) => {}の形のコールバック関数を取ると説明された直後なので、混乱を招きかねないように思います。

期待する結果

「関数と宣言」節、ないし他の適当な場所で解説する

[azu]

1. 関数の仮引数以上の引数が渡されたときの挙動
2. コールバック関数の書き方について(匿名関数を利用しないで、関数を宣言して渡すのも同じ意味という話)

の2つの説明があればわかりやすいような気がしますね。

1. は関数と宣言のところで仮引数以上の引数のケースについての話を入れる(単に値を受け取れないという話)

• イメージ的には可変長引数のところで、仮引数の個数より数が多いケースを受け取るにはどうすればいいでしょうか => ...args を使いましょう的な話になるのかな
• argumentsには常にすべて入るという話は、ユースケース的に結構特殊なので話としては省いていいかな

2. はコールバックのところで、明示的に説明する(してなかったかも?)

[c01o]

@azu
関数の型に厳密だったりオーバーロードが存在したりする言語の経験者が混乱することを懸念しています。ですので、1.については

単に値を受け取れないという話

よりもう少し踏み込んで、「仮引数の個数が型を定めるわけではない」みたいな話にしたほうが良い気もします。(個数が少ない場合undefinedになる話は本書の範囲外か？)

2.については想定外の論点でした。関数が1st class objectであることは明記されているので、それで大丈夫ではないでしょうか

[yumetodo]

(個数が少ない場合undefinedになる話は本書の範囲外か？)

それだとoptionalな引数はどう説明するのでしょうか？

[azu]

📝

• オーバーロードはJavaScriptになく、あくまで関数名でしか区別されない
  • TypeScriptにはあるから明示しておくとよさそう
  • 関数シグネチャという概念自体はあるが、シグネチャが異なるものが定義できるのではなく、あくまで関数名でしか区別されない(varとfunction宣言だと後勝ちとかそういうのはおいておくとして)
• 定義した関数のシグネチャと呼び出し方が異なる場合にどうなるかの説明をする
  • これが実行までいけてしまうのがそもそも動的言語っぽさが強い気がするので、RubyとかPythonあたりを参考に考える
  • たりないばあい、おおすぎるばあい