DockerビルドCI: デフォルトのタグをUbuntu 22.04ベースのイメージに切り替える提案

[aoirint]

内容

• Ubuntu 22.04ベースのDockerイメージを追加する #1495 (comment)

で出た内容をIssue化します。

• https://ubuntu.com/about/release-cycle

Ubuntu 20.04のサポート期限が2025年4月に迫っていますが、
先日、Ubuntu 22.04ベースのDockerイメージが追加されました。

• Ubuntu 22.04ベースのDockerイメージを追加する #1495

Dockerイメージはビルド時の環境で固定され、OSバージョン内での修正（パッケージのアップデート）は
VOICEVOX Engineの新しいバージョンがリリースされたタイミングで、ベースイメージの更新を受けて反映されている見込みです。

一方、OSバージョンの更新はマイナーバージョンが上がる機能リリースのタイミングで反映することになると思いますので、
リリースに反映するまでに時間がかかると思います。

そこで、Ubuntu 20.04のサポート期限が到来する前に、
Dockerイメージのデフォルトのタグ（latest、cpu-latestなど）をUbuntu 20.04からUbuntu 22.04に変更する提案をします。

Pros 良くなる点

• 近い機能リリースのバージョンでサポート期限切れまたはすぐにサポート期限切れになるOSがデフォルトにならない

Cons 悪くなる点

実現方法

• DockerビルドCI: イメージタグの別名を別々にビルドしないようにする #1498

のあと、Ubuntu 20.04のtagsの,cpuとnvidiaをUbuntu 22.04のtagsに移動する。
空文字列はバージョン文字列のみの意味なので、,cpuはlatestとcpu-latestの2つのタグを意味する。

VOICEVOXのバージョン

0.22.0 開発版

OSの種類/ディストリ/バージョン

• Windows
• macOS
• Linux

その他

[aoirint]

• DockerビルドCI: タグの別名を別々にビルドしないようにする提案 #1497

が終わったら取り組もうと思っているので、セルフアサインしました。

[Hiroshiba]

とても良いと思います！！
22.04をデフォルトにしましょう！！

dockerのイメージって、PCソフトがサポートするOSバージョンとか、ライブラリがサポートする言語バージョンとかと違って、サクサク最新版にしちゃっても良い気がしますね！
動けばよいというのと、新しいほうがきっとビルドしやすいだろうというのと。（後者は議論の余地がありそう。）

ついでなので、dockerビルドする対象のOSバージョンについて今後の方針も少し考えてみました。

• 考え方：ビルドのしやすさ最優先で良さそう！
• ubuntuが良い
  • 情報がたくさんありそうなので
• 最新版にすぐ飛びつくのは避けたい
  • コミッターにubuntuのほぼすべてがわかるようなプロがおらず（？）、ビルド情報が溢れてないので
  • LTSになってから･･･１年か１年半くらいで導入開始が良さそう･･･？
  • ちょっとここの感覚自信ないのでコメント募集したいです 🙇
  • でもある分には問題なさそう
    • 実験的な機能（動かなくなるかも）としてリリースする感じが良いかも
• 古いのをメンテする理由はなさそう
  • どちらかというと、移行が後回しになって古くなっちゃってる感じ。
• 複数ビルドする理由はなさそう･･･？
  • 今みたいにubuntu 20と22をビルドする理由はないのかも
  • いやでも冗長性の確保にはなってるのかも。22が動かないときにとりあえず20だけみたいな。
  • 古いほうがなんか動かなくなったときは切っても良さそう！
  • 逆に移行するときは半年〜１年くらいは２つリリースし続けても良さそう。

いったんベース案まで！

[aoirint]

複数ビルド

たしかに、ベースイメージとして提供されているようなイメージだとGLIBCとか共有ライブラリのバージョンを合わせたい需要があるからなのか複数のOSバージョンで提供されていますが、エンジンはHTTP APIでやり取りするアプリケーションのDockerイメージなので、単体のバージョンでもいいのかもと思いました。