『アルバ明朝』とは、伝統を生かしつつも現代的な表情をあわせもつ書体で、 文学作品や長い文章にお使いいただけます。
モダンなデザインでありながら、明朝フォントの伝統的な特色も保っているため、 デジタル表示のみでなく、オフセット印刷や活版印刷等にも対応できます。
アルバという名前はこのフォントの開発者が住むスコットランドのゲール語で、 「スコットランド」 を意味する言葉に由来しています。
『アルバ明朝かな』とは、なめらかな縦書き組版を目的に、ゼロから開発した仮名 フォントです。現在、数年前に開発したフォントを改善中で、カタカナを加えている ところです。
縦書き組版は本、新聞、看板等、様々なところに使われていますが、CSSで容易に 実現できるにもかかわらず、ウエブ上では未だにほとんど使われていません。 ウエブ上にも、縦書きの美しさを表現するためには、デザインに使えるオープン・ ソースの書体が必要となります。
フォントの開発者は、仮名についての知識や理解を深めながら、伝統的な仮名文字と モダンな文字作りのバランスを保ちつつ、読みやすさを中心に、書体のデザインに 磨きをかけてきました。
フォトポリマー版の活版印刷専用バージョンを作る予定もあります。細い線を少し 太くし、インク染み出しを防ぐために形をととのえます。
現在製作中ですので、形などが変更する場合があります。
時に下書きを紙と鉛筆等で書いたりしますが、大半のデザインはパソコンで行います。
デビアンLinux で FontForge や Inkscape 等、オープン・ソースのソフトを使って 開発します。このソフトの開発、改善に携わる皆様には、誠に感謝しております。
ひらがな一文字を書く前、その字の特徴(デザイン、形、書道の書き方や見た目)や 似ている字との違いを調べておきます。かなの元になった漢字も知っておく価値は あると思います。カタカナも同じ手順を踏んで、文字一つ一つを丁寧にデザイン したいと思います。
まだ、このフォントの「ヒント」(画面で読みやすくするための調整)は行って いません。
文字の形を理解するため、以下のオープン・ソースの書体を参考にします。
- 『文字の作り方 ❝伝わる❞文字はどうやって生まれるの?』 日本語書体の特徴が綺麗に説明されています。
- 『もじのデザイン・書体のフシギ』 日本語の書体の細部に至るまで情報が掲載されています。(まだ読了できていませんが)
まだ決まっておりませんが、GNU Public Licence か、Open Font Licence になる可能性が高いです。
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ひらがなの「セリフ」の大きさが統一していません。これを直すこと。
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本格的にカタカナを作ること。
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フォトポリマー印刷用のバージョンを作ること。