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title slug l10n
SpeechSynthesisUtterance
Web/API/SpeechSynthesisUtterance
sourceCommit
3bf44d4b0197665d6609fef7d32f6d78c21964e9

{{APIRef("Web Speech API")}}

SpeechSynthesisUtteranceウェブ音声 API のインターフェイスで、発話リクエストを表します。 これには、発話サービスが読み上げるコンテンツと、その読み上げ方についての情報(言語、音の高低、音量)が含まれます。

{{InheritanceDiagram}}

コンストラクター

  • {{domxref("SpeechSynthesisUtterance.SpeechSynthesisUtterance", "SpeechSynthesisUtterance()")}}
    • : 新しい SpeechSynthesisUtterance オブジェクトのインスタンスを返します。

インスタンスプロパティ

SpeechSynthesisUtterance は、その親インターフェイスである {{domxref("EventTarget")}} から継承したプロパティもあります。

  • {{domxref("SpeechSynthesisUtterance.lang")}}
    • : utterance (発声)の言語を取得または設定します。
  • {{domxref("SpeechSynthesisUtterance.pitch")}}
    • : utterance が発話される際のピッチ(音の高低)を取得または設定します。
  • {{domxref("SpeechSynthesisUtterance.rate")}}
    • : utterance が発話される際の速度を取得または設定します。
  • {{domxref("SpeechSynthesisUtterance.text")}}
    • : utterance が発話される際の合成されるテキストを取得または設定します。
  • {{domxref("SpeechSynthesisUtterance.voice")}}
    • : utterance の発話に使用される音声を取得または設定します。
  • {{domxref("SpeechSynthesisUtterance.volume")}}
    • : utterance が発話される際の音量を取得または設定します。

イベント

これらのイベントは、 addEventListener() を使用するか、イベントリスナーを onイベント名 プロパティに代入することで待ち受けしてください。

  • boundary
    • : 音声の発話が単語または文の境界に達すると発行されます。 onboundary プロパティからも利用できます。
  • end
    • : 発話が完了したときに発行されます。 onend プロパティからも利用できます。
  • error
    • : 発話が正常に行われずにエラーが発生したときに発行されます。 onerror プロパティからも利用できます。
  • mark
    • : 音声発話が SSML の名前付き "mark" タグに到達したときに発行されます。 onmark プロパティからも利用できます。
  • pause
    • : 発話の途中で一時停止した場合に発行されます。 onpause プロパティからも利用できます。
  • resume
    • : 一時停止していた発話が再開されたときに発行されます。 onresume プロパティからも利用できます。
  • start
    • : 発話が始まったときに発行されます。 onstart プロパティからも利用できます。

基本的な 音声合成のデモ では、最初に window.speechSynthesis を使用して SpeechSynthesis コントローラーへの参照を取得します。必要な変数の定義後、 {{domxref("SpeechSynthesis.getVoices()")}} を使用して利用可能な音声のリストを取得し、それらの選択メニューを構成します。ユーザーは、そこから使用したい音声を選べます。

inputForm.onsubmit ハンドラー内部では、 {{domxref("Event.preventDefault","preventDefault()")}} でフォーム送信を停止し、 {{domxref("SpeechSynthesisUtterance.SpeechSynthesisUtterance()", "constructor")}} 使用して、新しいテキスト {{htmlelement("input")}} に入力されたテキストを含む新しい {{domxref("SpeechSynthesisUtterance")}} インスタンスを作成します。その発話にユーザーが {{htmlelement("select")}} 要素で選択した {{domxref("SpeechSynthesisUtterance.voice","音声", "", 1)}}を設定し、{{domxref("SpeechSynthesis.speak()")}} メソッドを通して発声の発話を開始します。

const synth = window.speechSynthesis;

const inputForm = document.querySelector("form");
const inputTxt = document.querySelector("input");
const voiceSelect = document.querySelector("select");

let voices;

function loadVoices() {
  voices = synth.getVoices();
  for (let i = 0; i < voices.length; i++) {
    const option = document.createElement("option");
    option.textContent = `${voices[i].name} (${voices[i].lang})`;
    option.value = i;
    voiceSelect.appendChild(option);
  }
}

// Google Chrome では、音声はページの読み込みでは準備できません
if ("onvoiceschanged" in synth) {
  synth.onvoiceschanged = loadVoices;
} else {
  loadVoices();
}

inputForm.onsubmit = (event) => {
  event.preventDefault();

  const utterThis = new SpeechSynthesisUtterance(inputTxt.value);
  utterThis.voice = voices[voiceSelect.value];
  synth.speak(utterThis);
  inputTxt.blur();
};

仕様書

{{Specifications}}

ブラウザーの互換性

{{Compat}}

関連項目