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HTML 属性: multiple |
multiple |
Web/HTML/Attributes/multiple |
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{{HTMLSidebar}}
論理属性の multiple
属性は、設定されている場合、フォームコントロールが 1 つ以上の値を受け入れることを意味します。この属性は {{HTMLElement("input/email", "email")}} と {{HTMLElement("input/file", "file")}} の入力型と {{HTMLElement("select")}} に対して有効です。ユーザーが複数の値を選択する方法は、フォームコントロールに依存します。
{{EmbedInteractiveExample("pages/tabbed/attribute-multiple.html", "tabbed-standard")}}
型によっては、multiple
属性が設定されている場合、フォームコントロールの外観が変わる場合があります。 file 入力型については、ブラウザーが提供するネイティブのメッセージが異なります。 Firefox では、ファイルが選択されていないとき、この属性が設定されていると「ファイルが選択されていません」、設定されていない場合は「ファイルが選択されていません」となります(訳注:英語では file と files の違いがありますが、日本語ではメッセージの違いはありません)。ほとんどのブラウザーでは、 {{HTMLElement("select")}} コントロールに multiple
属性が設定されていると、スクロールするリストボックスを表示するのに対し、設定されていない場合は単一行のドロップダウンを表示します。 {{HTMLElement("input/email", "email")}} 入力は同じ表示ですが、この属性が設定されていない場合は、カンマ区切りで複数のメールアドレスが設定されていると {{cssxref(':invalid')}} 擬似クラスに一致します。
multiple
が {{HTMLElement("input/email", "email")}} 入力型に設定されている場合、ユーザーは 0 個(required
がない場合)、1 個、またはそれ以上のカンマ区切りのメールアドレスを入れることができます。
<input type="email" multiple name="emails" id="emails" />
multiple
属性が指定された場合のみ、値はカンマで区切られた適切な形式のメールアドレスのリストになります。リスト内の各アドレスから、末尾と先頭のホワイトスペースはすべて削除されます。
multiple
が {{HTMLElement("input/file", "file")}} 入力型に設定された場合、ユーザーは 1 つ以上のファイルを選択することができます。ユーザーはファイルピッカーから複数のファイルを、選択したプラットフォームが許可する任意の方法(Shift か Control を押したまま、それからクリックするなど)で選択することができます。
<input type="file" multiple name="uploads" id="uploads" />
この属性を省略した場合は、 <input>
あたりに 1 つのファイルしか選択することができません。
multiple
属性を {{HTMLElement("select")}} 要素に設定すると、選択肢のリストから 0 個以上の選択肢を選択するためのコントロールを表します。それ以外の場合、 {{HTMLElement("select")}} 要素は、選択肢のリストから単一の {{HTMLElement("option")}} を選択するためのコントロールを表します。
<select multiple name="dwarfs" id="dwarfs">
<option>Grumpy</option>
<option>Happy</option>
<option>Sleepy</option>
<option>Bashful</option>
<option>Sneezy</option>
<option>Dopey</option>
<option>Doc</option>
</select>
multiple
を指定すると、ほとんどのブラウザーでは 1 行のドロップダウンではなく、スクロールするリストボックスが表示されます。
ユーザーがフォームに記入する方法を理解し、個々のフォームコントロールを使用するための指示を提供してください。入力が必須であるか任意であるか、データの書式、その他の関連する情報です。 multiple
属性を使用する場合は、ユーザーに複数の値が許可されていることを知らせ、「複数のメールアドレスをカンマ区切りで入力してください」などのように、複数の値を入力する方法を指示してください。
複数選択で size="1"
を設定すると、ブラウザーによっては単一選択として表示されることがありますが、その場合はフォーカスが拡大されず、使い勝手が悪くなってしまいます。そのようなことはしないでください。 select の外観を変更する場合、また変更しない場合でも、別の方法で複数のオプションを選択できることをユーザーに知らせるようにしてください。
<label for="emails">誰にメールしますか?</label>
<input
type="email"
multiple
name="emails"
id="emails"
list="dwarf-emails"
required
size="64" />
<datalist id="dwarf-emails">
<option value="grumpy@woodworkers.com">Grumpy</option>
<option value="happy@woodworkers.com">Happy</option>
<option value="sleepy@woodworkers.com">Sleepy</option>
<option value="bashful@woodworkers.com">Bashful</option>
<option value="sneezy@woodworkers.com">Sneezy</option>
<option value="dopey@woodworkers.com">Dopey</option>
<option value="doc@woodworkers.com">Doc</option>
</datalist>
input:invalid {
border: red solid 3px;
}
multiple
属性が指定された場合のみ、値はカンマで区切られた適切な形式のメールアドレスのリストになります。リスト内の各アドレスから、末尾の空白と先頭の空白はすべて削除されます。 required
属性が存在する場合、少なくとも 1 つのメールアドレスが必要です。
ブラウザーによっては、 multiple
が存在する場合には、関連付けられた {{htmlelement('datalist')}} から配下のメールアドレスのために選択肢の list
を表示することがあります。他のブラウザーは対応していません。
{{EmbedLiveSample("email_input", 600, 80) }}
multiple
が {{HTMLElement("input/file", "file")}} 入力型に設定されている場合、1 つ以上のファイルを選択することができます。
<form method="post" enctype="multipart/form-data">
<p>
<label for="uploads">アップロードする画像を選択してください: </label>
<input
type="file"
id="uploads"
name="uploads"
accept=".jpg, .jpeg, .png, .svg, .gif"
multiple />
</p>
<p>
<label for="text"
>アップロードするテキストファイルを選択してください:
</label>
<input type="file" id="text" name="text" accept=".txt" />
</p>
<p>
<input type="submit" value="Submit" />
</p>
</form>
{{EmbedLiveSample("file_input", 600, 80) }}
multiple
が設定された file
入力欄と、設定されていない入力欄との外見の違いに注意してください。
フォームが送信されたとき、 method="get"
を使用していれば、選択された各ファイルの名前が URL 引数に ?uploads=img1.jpg&uploads=img2.svg
のように追加されていたはずです。しかし、マルチパートフォームデータを送信しているので、 post を使用する必要があります。詳しくは {{htmlelement('form')}} 要素とフォームデータの送信を参照してください。
{{HTMLElement("select")}} 要素の multiple
属性は、選択肢のリストから 0 個以上の選択肢を選択するための制御を表します。そうでなければ、{{HTMLElement("select")}} 要素は、選択肢のリストから単一の {{HTMLElement("option")}} を選択するための制御を表します。一般的に、このコントロールは複数の属性の存在に基づいて異なる外観を持ち、属性が存在する場合には、ほとんどのブラウザーは、一行のドロップダウンではなくスクロールするリストボックスを表示します。
<form method="get" action="#">
<p>
<label for="dwarfs">好きなドワーフの木こりを選んでください:</label>
<select multiple name="dwarfs" id="dwarfs">
<option>grumpy@woodworkers.com</option>
<option>happy@woodworkers.com</option>
<option>sleepy@woodworkers.com</option>
<option>bashful@woodworkers.com</option>
<option>sneezy@woodworkers.com</option>
<option>dopey@woodworkers.com</option>
<option>doc@woodworkers.com</option>
</select>
</p>
<p>
<label for="favoriteOnly">好きなものを選んでください:</label>
<select name="favoriteOnly" id="favoriteOnly">
<option>grumpy@woodworkers.com</option>
<option>happy@woodworkers.com</option>
<option>sleepy@woodworkers.com</option>
<option>bashful@woodworkers.com</option>
<option>sneezy@woodworkers.com</option>
<option>dopey@woodworkers.com</option>
<option>doc@woodworkers.com</option>
</select>
</p>
<p>
<input type="submit" value="Submit" />
</p>
</form>
{{EmbedLiveSample("select", 600, 120) }}
2 つのフォームコントロール間の外観の違いに注意してください。
/* この CSS のコメントを解除して、マルチプルがシングルと同じ高さになるようにします。 */
/*
select[multiple] {
height: 1.5em;
vertical-align: top;
}
select[multiple]:focus,
select[multiple]:active {
height: auto;
}
*/
複数の属性を持つ <select>
要素の中で複数のオプションを選択する方法がいくつかあります。オペレーティングシステムに応じて、マウスを使用する人は Ctrl、Command、または Shift キーを押したまま、複数のオプションをクリックして、それらを選択/選択解除することができます。キーボードユーザーは <select>
要素に焦点を当てて、カーソルキーの Up と Down を使って選択したい範囲の上部または下部にある項目を選択して、オプションを上下に移動することで、複数の連続した項目を選択することができます。連続していない項目の選択はあまりサポートされていません: Space キーを押すことで項目の選択と選択解除ができるはずですが、サポートはブラウザーによって異なります。
{{Specifications}}
{{Compat}}
- {{htmlelement('input')}}
- {{htmlelement('select')}}
- 複数のメールアドレスの許可