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Access-Control-Allow-Headers |
Web/HTTP/Headers/Access-Control-Allow-Headers |
{{HTTPSidebar}}
Access-Control-Allow-Headers
レスポンスヘッダーは、 {{HTTPHeader("Access-Control-Request-Headers")}} を含む{{glossary("preflight request", "プリフライトリクエスト")}}へのレスポンスで、実際のリクエストの間に使用できる HTTP ヘッダーを示すために使用されます。
このヘッダーは、リクエストに {{HTTPHeader("Access-Control-Request-Headers")}} ヘッダーが含まれている時に必要です。
ヘッダー種別 | {{Glossary("Response header", "レスポンスヘッダー")}} |
---|---|
{{Glossary("Forbidden header name", "禁止ヘッダー名")}} | いいえ |
Access-Control-Allow-Headers: <header-name>[, <header-name>]*
Access-Control-Allow-Headers: *
- <header-name>
- : 対応しているリクエストヘッダーの名前です。ヘッダーはコンマで区切って、任意の数のリストにすることができます。
*
(ワイルドカード)- : "
*
" の値は、資格情報のないリクエスト (HTTP Cookie や HTTP の認証情報のないリクエスト) の特殊なワイルドカード値です。認証情報付きのリクエストでは、特別な意味のない "*
" というヘッダー名として扱われます。なお、 {{HTTPHeader("Authorization")}} ヘッダーはワイルドカードで表すことができず、常に明示的に列挙する必要があります。
- : "
{{glossary("CORS-safelisted_request_header", "CORS セーフリストリクエストヘッダー")}}, {{HTTPHeader("Accept")}}, {{HTTPHeader("Accept-Language")}}, {{HTTPHeader("Content-Language")}}, {{HTTPHeader("Content-Type")}} は常に許可されており、このヘッダーで列挙する必要はありません。しかし、これらのヘッダーを Access-Control-Allow-Headers
に列挙することで、これらのヘッダーでも追加の制約の適用を回避することができることに注意してください。
Access-Control-Allow-Headers
ヘッダーがどのように見えるかの例です。CORS セーフリストリクエストヘッダーに加えて、 X-Custom-Header
という名前のカスタムヘッダーがサーバーへの CORS リクエストで対応しています。
Access-Control-Allow-Headers: X-Custom-Header
この例は、複数のヘッダーへの対応を指定するときの Access-Control-Allow-Headers
を示しています。
Access-Control-Allow-Headers: X-Custom-Header, Upgrade-Insecure-Requests
{{glossary("CORS-safelisted_request_header", "CORS セーフリストリクエストヘッダー")}}は常に許可され、ふつうは Access-Control-Allow-Headers
に列挙する必要はありませんが、それでも列挙すれば追加の制約が適用されることを回避できます。
Access-Control-Allow-Headers: Accept
Access-Control-Allow-Headers
を伴うプリフライトリクエストの例を見てみましょう。
最初にリクエストです。プリフライトリクエストは {{HTTPMethod("OPTIONS")}} リクエストで、次のように 3 つのプリフライトリクエストヘッダー、 {{HTTPHeader("Access-Control-Request-Method")}}, {{HTTPHeader("Access-Control-Request-Headers")}}, {{HTTPHeader("Origin")}} の組み合わせを含みます。
OPTIONS /resource/foo
Access-Control-Request-Method: DELETE
Access-Control-Request-Headers: origin, x-requested-with
Origin: https://foo.bar.org
CORS リクエストが {{HTTPMethod("DELETE")}} メソッドを使うことをサーバーが許可した場合、 {{HTTPHeader("Access-Control-Allow-Methods")}} レスポンスヘッダーで返信し、そこでは DELETE
とともに対応するその他のメソッドのリストが含まれます。
HTTP/1.1 200 OK
Content-Length: 0
Connection: keep-alive
Access-Control-Allow-Origin: https://foo.bar.org
Access-Control-Allow-Methods: POST, GET, OPTIONS, DELETE
Access-Control-Max-Age: 86400
要求されたメソッドに対応していない場合は、サーバーはエラーを返します。
{{Specifications}}
{{Compat}}
- {{HTTPHeader("Access-Control-Allow-Origin")}}
- {{HTTPHeader("Access-Control-Expose-Headers")}}
- {{HTTPHeader("Access-Control-Allow-Methods")}}
- {{HTTPHeader("Access-Control-Request-Headers")}}