MaiMLViewerLocalRun

ローカル環境でdockerを使わずにMaiMLViewerを開発＆実行する環境の構築

構成とインストールが必要なもの

A: xmail-viewer(アプリケーションサーバー)

node.js, node modules(package.json,package-lock.jsonで指定)

B: graph-db(DBサーバー)

openjdk 11, neo4j 4.4

C: DBアクセスの一部を担うpythonスクリプト

python3, python Packages(neo4j==4.4,cryptography==3.3.2,lxml,signxml)

環境構築手順

準備: GitHubからコード一式をローカル環境にダウンロード

例として、ローカル環境のディレクトリを"/*ANATANODIRECTORY*/MaiMLViewerLocalRun/"とする

---

A: xmail-viewer(アプリケーションサーバー)

A-1 nodeをインストール

　・公式サイト(https://nodejs.org/)からダウンロードしてインストールする
　・nodeとnpmがインストールされる
  ・nodeとnpmの実行ファイルにPATHが通っていなければそれぞれPATHを通す

A-2 必要に応じて（企業内ネットワーク等でプロキシサーバ経由でインターネットにアクセスしている場合等）、プロキシの設定を行う

  ・下記コマンドを実行
     > cd /*ANATANODIRECTORY*/MaiMLViewerLocalRun/xmail-viewer/
     > npm config set proxy <プロキシサーバー>:<ポート番号>

A-3 関連モジュールをインストール

　・"/*ANATANODIRECTORY*/MaiMLViewerLocalRun/xmail-viewer/"ディレクトリに、package.json、
  　package-lock.jsonの２つのファイルが存在する
  ・下記コマンドを実行し、package.json、package-lock.jsonで指定したモジュールをインストールする
     > cd /*ANATANODIRECTORY*/MaiMLViewerLocalRun/xmail-viewer/
     > npm install
　   →"/*ANATANODIRECTORY*/MaiMLViewerLocalRun/xmail-viewer/node_modules/"が作成される

A-4 nodeを起動

 　・下記コマンドを実行し、nodeでwwwファイルを起動
     > cd /*ANATANODIRECTORY*/MaiMLViewerLocalRun/xmail-viewer/
     > node /bin/www

A-5 webブラウザで "http://localhost:3000/" にアクセス

 　・接続できていればエラーになっていてもOK

A-6 nodeを停止

   Ctl+c

---

B: graph-db(DBサーバー)

下記をそれぞれ自分の環境に合わせてインストール、実行する

B-1 JDK 11をインストール

　・それぞれの環境に合わせて、openjdk11.x.xxをインストールし、２つの環境変数を追加する
　　　JAVA_HOME=インストールしたディレクトリ（例：/*ANATANODIRECTORY*/openjdk@11/libexec/openjdk.jdk/Contents/Home）
　　　PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH

B-2 neo4j 4.4をインストール

　・公式サイト(https://neo4j.com/deployment-center/#enterprise)からneo4j 4.4-community版をダウンロードする
　・ダウンロードしたneo4j-community-4.4.xx-unix.tar.gzを解凍し、
　　任意のディレクトリ（例えば、/*ANATANODIRECTORY*/neo4j/）におく

B-3 neo4jを起動

　・下記コマンドを実行する
　> cd /*ANATANODIRECTORY*/neo4j/bin/
　> ./neo4j console　もしくは　> ./neo4j start
	Starting Neo4j.
	Started neo4j (pid:14213). It is available at http://localhost:7474

B-4　webブラウザで "http://localhost:7474" にアクセス

　・start画面が出たらOK

B-5 neo4jを停止

　・下記コマンドを実行する
　> cd /*ANATANODIRECTORY*/neo4j/bin/
　> ./neo4j stop

B-6 環境変数を設定

　・環境変数を追加する
　NEO4J_HOME=/*ANATANODIRECTORY*/neo4j
　PATH=$PATH:$NEO4J_HOME/bin

---

C: DBにアクセスする一部を担うpythonスクリプトの実行環境

C-1 自分の環境に合わせてpython(3以上)をインストール

C-2 下記のパッケージをインストール

　neo4j==4.4、cryptography==3.3.2、lxml、signxml

MaiMLViewer アプリケーションを実行する

1: アプリケーション実行時に必要な環境変数を設定する

MAIML_TMP_DIR=/*ANATANODIRECTORY*/MaiMLViewerLocalRun/xmail-viewer/models/tmp

2: neo4jの設定&起動

・neo4j.confの設定を変更する
　場所：/*ANATANODIRECTORY*/neo4j/conf/neo4j.conf
　修正内容：
    dbms.security.auth_enabled=false
    dbms.connector.bolt.enabled=true
    dbms.connector.http.enabled=true
・修正後neo4jを再起動
    > neo4j restart

3: nodeの起動

・下記コマンドを実行する
　> cd /*ANATANODIRECTORY*/MaiMLViewerLocalRun/xmail-viewer/
　> node /bin/www
    　　→"/*ANATANODIRECTORY*/MaiMLViewerLocalRun/xmail-viewer/logs"が作成される

4: webブラウザでアプリケーションにアクセス

・URL："http://localhost:3000/"にアクセスする
・MaiMLViewerのリスト画面が表示される

まとめ

1. インストールするもの

1-1. node, npm, nodeのモジュール

1-2. python3, pythonのパッケージ

1-3. openjdk 11, neo4j4.4

2. 設定するもの

2-1. neo4j.confを修正

2-2. 環境変数を設定

    JAVA_HOME, NEO4J_HOME, MAIML_TMP_DIR

2-3. pathを通す

    node, npm, java, neo4j, python

3. アプリケーション実行方法

3-1. neo4jを起動

3-2. nodeで /MaiMLViewerLocalRun/xmail-viewer/bin/www を実行

3-3. webブラウザで "http://localhost:3000/" にアクセス