「3D 都市モデルデータ変換ツール for ArcGIS」 は、PLATEAU で整備し、G空間情報センターで公開している3D都市モデル(CityGML)のデータを、ArcGIS で利用可能なファイル ジオデータベース へ変換するツールです。
本ツールで変換可能なデータは、3D 都市モデル標準製品仕様書 series No.01(2021/03/26 1.0.0版) に対応した 3D都市モデル(東京 23 区、および全国55都市)です。
本ツールは、国土交通省のProject PLATEAU で、国土交通省都市局、国際航業株式会社、ESRIジャパン株式会社が共同で作成・開発したものです。
- 2021/05/18 : 「3D 都市モデルデータ変換ツール for ArcGIS」バージョン1.1.1 を公開
- 2021/05/31 : 「3D 都市モデルデータ変換ツール for ArcGIS」バージョン1.1.2 を公開 ※ バージョン1.1.1 をご利用頂いていた方は、1.1.2へ更新いただくことを推奨いたします。
3D都市モデル(CityGML)の対応している地物と、変換されるファイル ジオデータベース内のフィーチャクラスの関係は、次の通りです。
地物 | 対応状況 | 変換先のフィーチャクラス名 | |
---|---|---|---|
建築物 | 〇(LOD0、1、2ごと分解して変換) | lod0_Building, lod1_Building, lod2_Building | |
建築物部分 | 〇(LOD1、2ごとに分解して変換) | lod1_BuildingPart, lod2_BuildingPart | |
屋根 | 〇 | lod2_RoofSurface | |
外壁 | 〇 | lod2_WallSurface | |
接地面 | 〇 | lod2_GroundSurface | |
外部天井 | 〇 | lod2_OuterCeilingSurface | |
外部床面 | 〇 | lod2_OuterFloorSurface | |
閉鎖面 | 〇 | lod2_ClosureSurface | |
建築物付属物 | 〇 | lod2_BuildingInstallation | |
道路 | 〇 | lod1_Road | |
地形(起伏) | TIN | 〇 | lod1_TinRelief |
都市計画区域 | 〇 | lod0_UrbanPlan | |
区域区分 | 〇 | lod0_AreaClassification | |
地域地区 | 〇 | lod0_DistrictAndZones | |
土地利用 | 〇 | lod1_LandUse | |
洪水浸水想定区域、津波浸水想定区域 | 〇 | lod1_WaterBody | |
災害リスク | 〇 | lod0_GenericCityObject |
※ 変換されるファイル ジオデータベースの詳細な定義は、3D 都市モデルデータ変換ツール for ArcGIS 操作マニュアルの付属資料をご参照ください。
本ツールを実行するには、バージョン 2.6 以上のArcGIS Pro とData Interoperability エクステンション をインストールし、ライセンスを有効化している必要があります。
詳細な動作環境、およびData Interoperability エクステンション のインストール方法は、以下をご参照ください。
本ツールを使って変換するまでには、大まかに次のステップが必要です。操作方法の詳細は3D 都市モデルデータ変換ツール for ArcGIS 操作マニュアル をご参照ください。
- 3D 都市モデルデータ変換ツール for ArcGIS をダウンロードします。
- ダウンロードしたZIP ファイルを、任意の場所に解凍します。
- ArcGIS Pro を起動し、フォルダー接続の追加 で、解凍したフォルダを指定します。
- G空間情報センターから、必要な3D都市モデル(CityGML)のデータをダウンロードし、解凍しておきます。
- 操作マニュアルの「2.4 3D都市モデルデータ変換ツールの実行方法」を参照しながら、それぞれの地物を変換します。
- 必要に応じて、拡張属性にコード値ドメインの割り当てするスクリプトツールや、汎用属性セットをフィールドに展開するスクリプトツールを実行します。
- 本ツールに含まれるカスタムツールは、サンプルとして提供しているものであり、動作に関する保証、および製品ライフサイクルに従った Esri 製品サポート サービスは提供しておりません。
- 本ツールに含まれるツールによって生じた損失及び損害等について、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
- 弊社で提供しているEsri 製品サポートサービスでは、本ツールに関しての Q&A サポートの受付を行っておりませんので、予めご了承の上、ご利用ください。詳細は ESRIジャパン GitHub アカウントにおけるオープンソースへの貢献についてをご参照ください。
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