エディタのディレクトリとエンジンのディレクトリを分離するべきか。

[sabonerune]

内容

#1237 の問題は恐らくエンジンの配布物に含まれる共有ライブラリがエディタと干渉している可能性が高いようです。
エディタとエンジンのディレクトリを別々にすればこの問題を回避できるかもしれません。

Pros 良くなる点

• Ubuntu 22.04 LTSのFcitx5 + Mozc環境で、日本語入力ができない #1237
  が解決できるかもしれない。
• Linux以外でも今後発生するかもしれない共有ライブラリ関係の問題を回避できるかもしれない。

Cons 悪くなる点

• 既存サードパーティアプリがエンジンの場所を見失う可能性がある。

実現方法

voicevox/electron-builder.config.js

Lines 92 to 93 in d98ab6c

	from: VOICEVOX_ENGINE_DIR,
	to: extraFilePrefix,

https://github.com/VOICEVOX/voicevox/blob/main/.github/workflows/build.yml
の変更
(workflow周りは良く分かっていません)

OSの種類/ディストリ/バージョン

• Windows
• macOS
• Linux

その他

自分はLinux環境がないのでそれで本当に回避可能か要確認する必要がある

[Hiroshiba]

個人的には分離（思っているのは子ディレクトリ化）できるならしたほうが良いだろうなと感じています。
主な理由はLINUX版あれこれというより、zip版を展開した場合にVOICEVOX.exeが見つけやすくなりそうだからです。

ただconsに書かれている既存サードパーティアプリがエンジンの場所を見失う可能性があるは可能なら回避したい気はしています。
まあでも、ちょっとしょうがない気がしました。エンジンのrun.exeを起動するダミーのrun.exeを作る手もありそうですが、ゾンビプロセスにならないよう気を配ったり、stdin/outを良い感じに流してあげたり、環境変数やcwdをどうこうする手間が結構大変そうだなと･･･。

なので、個人的にはこうかなと！

• エンジンのディレクトリを分離するべきか
  • したい
• 既存サードパーティアプリがエンジンの場所を見失う可能性
  • 諦めた方が良い
  • 過去のバージョンと見分けがつくようにはしたい（といっても子ディレクトリ作るからほぼ自動達成）
  • 変わったよ〜という連絡はする。

[sabonerune]

WSL2 Ubuntu 20.04でエンジンのディレクトリを移動していないAppimageと移動したAppimageを作成し、VirtualBox上のUbuntu 22.04で実行したところエンジンを移動したAppimageのみFcitx5 Mozcが正常に動作することが確認できました。

エンジンの移動は効果があると思います。

[Hiroshiba]

なるほどです！！調査ありがとうございます！！！
となると、issueのタイトルの問いの答えは「した方が良い」という感じになりそうですかね･･･！！

どうしましょう？せっかくなのでこのまま解決に進行するのも面白いのかなと思っています。（できれば解決できると良さそう）
ちょっとそこまではという感じでしたら、調査結果をまとめて別のissueにするか、タイトルを変更するかが良いのかなと思いました！

[sabonerune]

解決に進行というのが自分がこのままPRを作成するということならやってみようと思います。

[Hiroshiba]

@sabonerune あ、ですです！　ぜひぜひ！！！

[Hiroshiba]

@y-chan すみません、メンテナ判断を仰ぐの失念していました 🙇
こちらの判断に関してコメント等いただけると 🙇

[y-chan]

遅くなりました...!
私としては、サードパーティアプリのために周知こそ必要だと思いますが、分離することによる恩恵がそこそこ大きいと思うので、いま出ているPRをマージする方針で問題ないと思います...!

[Hiroshiba]

@y-chan ありがとうございます！！　では全会一致ということで進められればと思います！！

[Hiroshiba]

すみません！
こちらの機能のことを忘れていて、大きな変更になるためアナウンスした後時間が経ってからアップデートするべきなことに気づきました。
なので0.15のアップデートに含めず、0.16からの追加にさせていただこうと思います。

この機能のブランチ戦略はこんな感じかなと。

• release-0.15内でrevertをコミット
• そのまま0.15系統をリリース
• mainブランチに取り込む際、buffer-0.15ブランチ内でもう一度revert
• 0.16で正式リリース（今月末を予定）