設定ファイルの保存をアトミック操作に変更

[RikitoNoto]

内容

設定ファイルの書き込み失敗時にファイルが消失しないようにしました。
設定ファイル保存は以下の手順で行うようにしています。

1. <設定ファイル名>.tmpに設定の書き込み
2. 1で作成したファイル名を<設定ファイル名>に書き換え
   2のタイミングで既存ファイルが存在する場合は上書きするようにしています。

テストは関連しそうなものが見つかりませんでしたので、追加していません。
手動テストとしては、以下の手順を実行しています。

• 設定変更を行い(メモ機能のON)、config.jsonに反映されていること
• ElectronConfigManager.saveのmoveFileの直前に強制終了し、再起動後設定が消失していないこと

Issueの中に記載のあった、以下の記述に関しては現状ElectronConfigManager.saveでしか使用しない処理なのでhelper関数には移動していません。

直接ファイルを書き込んでいるところはいくつかあるので、一度同じディレクトリの.tmpに書き込んだ後moveFileする便利関数を作って使いますと便利そう。

関連 Issue

ref #2082
close #2082

[Hiroshiba]

LGTM！！

丁寧な進行ありがとうございます！！

Issueの中に記載のあった、以下の記述に関しては現状ElectronConfigManager.saveでしか使用しない処理なのでhelper関数には移動していません。

こちらhelper関数化して他のところに適応していきたいですね！

例えばソフトウェアのランタイム情報を書き出すRuntimeInfoManager.tsあたりとか、

voicevox/src/backend/electron/manager/RuntimeInfoManager.ts

Lines 89 to 92 in bba1060

	await fs.promises.writeFile(
	this.runtimeInfoPath,
	JSON.stringify(runtimeInfoFormatFor3rdParty), // FIXME: zod化する
	);

プロジェクトファイルや音声ファイルの保存に使われているWRITE_FILE辺りとか･･･！

voicevox/src/backend/electron/main.ts

Lines 998 to 1007 in bba1060

	ipcMainHandle("WRITE_FILE", (_, { filePath, buffer }) => {
	try {
	fs.writeFileSync(filePath, new DataView(buffer));
	return success(undefined);
	} catch (e) {
	// throwだと`.code`の情報が消えるのでreturn
	const a = e as SystemError;
	return failure(a.code, a);
	}
	});

特にプロジェクトファイルは膨大な作業量の賜物なので、慎重に上書きできると嬉しいかもしれませんね！
ちょっとissue化してみます！！