Scopusからエクスポートした論文一覧のCSVファイルを分析して、翻訳の追加などをできるソフトウェア。現時点ではMacでしか動作確認はしていません。
- フィルター
- 翻訳
- キーワード一覧の作成
- コマンドの連結
- フィルター
- 翻訳
- キーワード一覧の作成
- 英語で出力されたCSVファイルへの対応
- WindowsとLinuxでの動作
rye sync
Scopusで「requirements engineering」とキーワード検索しても、「requirements」と「engineering」を含むだけの論文も引っかかる。この機能ではより厳格なキーワード検索ができる。
python3 -m spt.filter -i {input_file_path} {condition}
たとえば
python3 -m spt.filter -i ./list.csv "requirements engineering AND (nlp OR llm)
condition: キーワードは小文字、論理演算子は大文字の"()" "AND" "OR"の3つ、"()" > "AND" > "OR"
-i: 論文一覧のCSVファイルパス、たとえば -i ./list.csv
。
-o: 出力するCSVファイルのパス。
エクスポートした論文一覧に抄録を含めることができる。この抄録をDeepLのAPIを使って翻訳する。また、指定すれば別の列に変更できる。
API Key
以下のフォーマットに沿った .env
ファイルをルートディレクトリに作成する必要がある。もし1Password CLIを使っているなら、以下のアイテムを作成した後に op inject -i ./.env.template -o ./.env
を実行することで .env
ファイルを作成できる。
DEEPL_API_KEY={API_KEY}
python3 -m spt.translate -i {input_file_path}
-i, --input-file-path: 論文一覧のCSVファイルパス、たとえば -i ./list.csv
。デフォルトは$HOME/Downloads/scopus.csv
。
-o, --output-file-path: 出力するCSVファイルのパス。デフォルトは$HOME/Downloads/scopus_translation.csv
。
-c, --column: 翻訳する列を指定する。指定がなければ抄録の列が翻訳される。
-m, --max-lines: 翻訳する数。上からmax-lines行翻訳する。指定しない場合はすべて翻訳する。
キーワードと指定された回数の一覧を作成できる。
python3 -m spt.collect_keywords -i {input_file_path}
-i: 論文一覧のCSVファイルパス、たとえば -i ./list.csv
。
-o: 出力するCSVファイルのパス、デフォルトはkeywords.csv。
パイプでCSVを読み込む場合は-i
は無視される。また、パイプで出力する場合は-o
は無視される。
# `-i list2.csv`は無視される
cat list.csv | python3 -m spt.translate -i list2.csv
# `-o output.csv`は無視される
python3 -m spt.translate -i list.csv -o output.csv | cat
フィルターを実行した後に翻訳を実行する例
python3 -m spt.filter -i ./list.csv "requirements engineering AND (nlp OR llm)" | \
python3 -m spt.translate -m 3