fix: falsyに関する記述を改善

source/basic/condition/README.md

@@ -55,7 +55,7 @@ if文の`条件式`には`true`または`false`といった真偽値以外の値
 真偽値以外の値の場合、その値を暗黙的に真偽値へ変換してから、条件式として判定します。
 
 真偽値へ変換すると`true`となる値の種類は多いため、逆に変換した結果が`false`となる値を覚えるのが簡単です。
-次の値は真偽値へと変換すると`false`となるため、これらの値は**falsy**と呼ばれます（「[暗黙的な型変換][]」の章を参照）。
+次の値は真偽値へと変換すると`false`となるため、これらは**falsy**な値と呼ばれます（「[暗黙的な型変換][]」の章を参照）。
 
 - `false`
 - `undefined`
@@ -65,7 +65,7 @@ if文の`条件式`には`true`または`false`といった真偽値以外の値
 - `NaN`
 - `""`（空文字列）
 
-これ以外の値は真偽値に変換すると`true`になります。
+falsyではない値は、`true`へと変換されます。
 そのため、`"文字列"`や0以外の数値などを`条件式`に指定した場合は、`true`へと変換してから条件式として判定します。
 
 次のコードは、条件式が`true`へと変換されるため、if文の中身が実行されます。

source/basic/function-declaration/README.md

@@ -160,7 +160,7 @@ console.log(addPrefix("文字列", "カスタム:")); // => "カスタム:文字
 
 しかし、OR演算子（`||`）を使ったデフォルト値の指定にはひとつ問題があります。
 OR演算子（`||`）では、左辺のオペランドがfalsyな値の場合に右辺のオペランドを評価します。
-falsyな値とは、真偽値へと変換すると`false`となる次のような値のことです。
+falsyな値とは、真偽値へと変換すると`false`となる次のような値のことです。（「[暗黙的な型変換][]」の章を参照）。
 
 - `false`
 - `undefined`
@@ -716,6 +716,7 @@ Arrow Functionを使うことで、コールバック関数を短く簡潔に書
 JavaScriptでのメソッドは、オブジェクトのプロパティである関数のことです。
 ES2015からは、メソッドを定義する構文が追加されているため活用していきます。
 
+[暗黙的な型変換]: ../implicit-coercion/README.md
 [関数とスコープ]: ../function-scope/README.md
 [非同期処理]: ../async/README.md
 [変数名に使える名前のルール]: ../variables/README.md#variable-name

source/basic/implicit-coercion/README.md

@@ -175,12 +175,7 @@ Boolean(""); // => false
 Boolean(null); // => false
 ```
 
-JavaScriptでは、どの値が`true`でどの値が`false`になるかは、次のルールによって決まります。
-
-- **falsy**な値は`false`になる
-- **falsy**でない値は`true`になる
-
-**falsy**な値とは次の7種類の値のことを言います。
+JavaScriptでは、次の値は`false`へ変換されます。
 
 - `false`
 - `undefined`
@@ -190,6 +185,9 @@ JavaScriptでは、どの値が`true`でどの値が`false`になるかは、次
 - `NaN`
 - `""`（空文字列）
 
+暗黙的な型変換によって`false`に変換されるこれらの値をまとめて**falsy**な値と呼びます。
+falsyではない値は、`true`へと変換されます。
+
 この変換ルールはif文の条件式の評価と同様です。
 次のようにif文に対して、真偽値以外の値を渡したときに、真偽値へと暗黙的に変換されてから判定されます。
 

source/basic/operator/README.md

@@ -798,12 +798,7 @@ false && console.log("このコンソールログは実行されません");
 このような値が決まった時点でそれ以上評価しないことを**短絡評価**と呼びます。
 
 また、AND演算子は左辺を評価する際に、左辺を真偽値へと[暗黙的な型変換][]をしてから判定します。
-真偽値への暗黙的な型変換ではどの値が`true`でどの値が`false`になるかは、次のルールによって決まります。
-
-- **falsy**な値は`false`になる
-- **falsy**でない値は`true`になる
-
-**falsy**な値とは次の7種類の値のことを言います。
+真偽値への暗黙的な型変換では、次に挙げる値は`false`へ変換されます。
 
 - `false`
 - `undefined`
@@ -813,6 +808,8 @@ false && console.log("このコンソールログは実行されません");
 - `NaN`
 - `""`（空文字列）
 
+暗黙的な型変換によって`false`に変換されるこれらの値をまとめて**falsy**な値と呼びます。
+falsyではない値は、`true`へと変換されます。
 `true`へと変換される値の種類は多いため、`false`へと変換されない値は`true`となることは覚えておくとよいです。
 このオペランドを真偽値に変換してから評価するのはAND、OR、NOT演算子で共通の動作です。