- Date: 2024-07-21
Sphinxでのドキュメンテーション環境の構築で楽するための、各種設定を実施済みのSphinxのDockerコンテナです。設定済みの内容は次の表の通りです。
項目 | 設定内容 | 備考 |
---|---|---|
入力ファイル | reStructuredText形式 | Markdown形式への対応も少しの改変で可能でしょう |
出力ファイル | HTML形式, LaTeX経由でのPDF形式 | |
対応している図の記法 | Mermaid記法, PlantUML記法 |
本リポジトリのDockerコンテナの動作確認は次の環境で行っています。
ホストOS | 詳細 |
---|---|
Ubuntu | CPU: amd64, Rancher Desktop |
Ubuntu | CPU: arm64, Docker (rootless mode) |
macOS | CPU: arm64 (M1), Rancher Desktop |
P.S. 私個人としては、このリポジトリをベースとして用いて、様々なドキュメンテーションを今後真面目に、Sphinxを使って始めていきたいと思います。
- sphinx-docker_gen-html-pdfを動作させたいサーバ・パソコンにDocker環境を整えます (
docker compose
が使えるようにします) - 本リポジトリをcloneします
$ git clone https://github.com/mah-jp/sphinx-docker_gen-html-pdf $ cd sphinx-docker_gen-html-pdf
- docsディレクトリ内の、ドキュメントのソース (原稿) となるrstファイルや、各種設定を行うconf.pyを、Sphinxの作法にしたがって編集します (とりあえず実行を試す場合は初期状態のままで大丈夫です)
- 次のコマンドを実行します
$ docker compose up
- Dockerコンテナ内でSphinxが動作して、生成されたドキュメントがdocs/_build/ディレクトリ内に保存されます
- HTML形式の保存場所: docs/_build/html/index.html
- PDF形式の保存場所: docs/_build/latex/*.pdf
上記の動作が確認できたら、ドキュメントの内容を自分自身のものへ変えたり、お好みで (conf.pyやrequirements.txtを改変して)、Sphinx拡張機能を追加したりLaTeXの設定を充実させたりしてみてください。
- スクリプトを改造したり更新した後は、Dockerコンテナの再構築が必要となります。
--build
を付けた次のコマンドを実行してください。$ docker compose up --build
大久保 正彦 (Masahiko OHKUBO)