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WRC-23 議題の傾向と対策

アマチュア無線家の視点で、ITU-R WRC-23議題を抜粋、分析した上で、2022年6月の総務省のパブコメに向けた、コメント案を議論します。基礎となる情報は、ITU-Rの文書、IARUの文書、またIARU関係者から直接教わったものです。

今回のパブコメは、日本の電波行政に直接コメントするものではなく、国際的な枠組みを決める会議での日本の態度を決めるプロセスですので、国内事情ではなくて、枠組みという見地でコメントが必要です。ただ、その際に、適切な切り口をとらえて、総務省に対して、アマチュア業務への配慮を求めたり、存在感を出しておく意義は大いにあるものと思います。

今回のパブリックコメントは、前回のワイヤレス人材などと違って、照準をごく狭く絞った論点で書くことが肝要です。 個々の議題は、ITU-Rのプロセス上の通過点に関するもので、焦点が漠然とした抽象論のように見えるかも知れませせんが、そのような各用語にも特定の定義や意味があり、自由形式で意見を挟む余地がない案件だと思います。 それでも、以上の点を踏まえて、問題点とコメント例などをご理解いただき、コメントの作成、提出をいただけるよう希望します。 ここで紹介したコメント案などは、各自でカスタマイズして、あるいはほとんどそのまま、使っていただいて結構です。 パブコメの締切は6月末です。

議論、コメント、ご意見などは、GitHub上のIssuesで、あるいは各団体の議論の場でお願いします。特に他の議題などに関して追加ドキュメントを寄与していただける場合などは、レポにブランチを切って追加していただけると幸いです。

事前知識(参考)

ITU-RやWRC、総務省のパブコメなどのプロセスの概略を解説した記事があります(電波天文学の話ですが、アマチュア無線家としても興味ある内容が満載です)。事前知識として、たいへんお薦めします。

齋藤 正雄, 亀谷 收, 立澤 加一,岡保 利佳子, 齋藤 泰文. 2015. 電波天文学を守るために. 天文月報, 第108巻 第9号 (2015年9月).

こちらも、より網羅的な解説で、参考になります。実際に本件パブコメを扱う部署の方が書かれた記事です。

市川 2011 国際的な周波数分配と衛星周波数の国際調整について. 通信ソサエティマガジン、18、電子情報通信学会

今回のパブコメは、WRC-23に向けた、アジア・太平洋地域の電気通信会議(APT)の準備会合(APG)に向けたものです。この段階での入力が、地域ごとにまとめられ、WRC-23でもっとも中心的に扱われます。

図は「総務省のページより」(https://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/inter/wrc/wrcpre/)

総務省の得意文句、傾向と対策

いただいた御意見は、今回の意見募集の対象とは直接関係ないものと承知しております。

対策: 論点(議題とその背景)をよく研究し、照準をごく狭く絞って書く。 特に今回のように、国際標準化プロセスという決まった枠組みの中で意見を出す場合は、はみ出すとすぐに上記のような返答を食らうことになる。

また、議論するときに、弱い論点をいくつも束ねても、強い議論にはならない。強い論点を選んで、それを補強すると、強い議論になる。

過去に、上記のような返答を食らったコメントを見ると、総務省が求めている議論と噛み合わない持論を無理矢理こじつけて、言いたいことを言っているだけ、あるいは頓珍漢なやりとりになっている例が多い。

アマチュア局の運用については、無線局運用規則第258条において、「他の無線局の運用又は放送の受信に支障を与え、又は与える恐れがあるときは、すみやかに当該周波数による電波の発射を中止しなければならない。」とされており、適切な運用 を図っていただく必要があります。

○○GHz帯のアマチュア業務は、二次業務として周波数分配されているものであり、限られた周波数資源の中で複数システムの共用を図るために、ご理解・ご協力をいただきたく思います。

対策:一次業務に文句をつけるのではなく、一次業務と周波数共用がうまく出来ていることを強調する。また、10GHz帯など、これまでうまく各種業務が共存できているところに、両立し難い新業務の特定という話が出てきたときは、(アマチュアではない)一次業務に悪影響が出ることを挙げ、その上で、アマチュアは二次業務であっても「現存業務」という立場で検討、配慮、議論、保護されるべき事項をきちんと調べあげ、そこを強調する。また、アマチュア業務に周波数が分配された当初は、ぜんぶ一次業務であって、その後の交渉で二次に降りる譲歩をしたことを、思い出してもらうことが有効な場面もあるかも。また、アマチュア衛星業務は、特別な扱いを受けている場合もあるので、その辺も有用であれば強調する。

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