sed レシピ集

はじめに

このスクリプト集は、 http://sed.sourceforge.net/sed1line.txt に記載されている sed のレシピ集を実際の実行例を表示できるようにしたものです。

元のレシピ集をより理解しやすくするために、いくつかのレシピを追加しています。

使い方

git clone した後、 bin ディレクトリ以下のコマンドを実行してください。どのような結果が表示されるかは、このドキュメントに記載しています。

スクリプト解説

sed1.sh

sed G ${SRC_FILE}

改行を1つ追加して出力する。

sed '/cat.*/G' ${SRC_FILE}

正規表現にマッチした行の下に空行を追加する。bin/sed4.sh も参照のこと。

sed2.sh

sed '/^$/d' ${SRC_FILE}

空行を全部削除する。

sed '/^$/d;G' ${SRC_FILE}

改行を1つ追加して出力。ただし、2行以上空行が続く箇所は1行にまとめる。

sed3.sh

sed 'n;d' ${SRC_FILE}

1行置きに行を削除。

n は1行置きにパターンスペースに読み込むオプション。

sed4.sh

sed '/cat.*/{x;p;x;}' ${SRC_FILE}

正規表現にマッチした行の上に空行を追加する。

x ホールドスペースとパターンスペースを入れ替える

p 現在のパターンスペースを表示する

ここは以下の処理を行っている。

1. ホールドスペースとパターンスペースを入れ替え、
2. ホールドスペースを表示し、
3. そしてパターンスペースを呼び戻す。

bin/sed1.sh も参照のこと。

sed5.sh

sed = ${SRC_FILE}

'=' は行番号を表示する。同一行に表示するわけではないので注意。

sed = ${SRC_FILE} | sed 'N;s/n/ /'

行番号を、同一行に左寄せで表示する。

N は次の行をパターンスペースに追加する。

's/[正規表現]/[置換文字列]/' で特定の文字列を置換可能。

つまりここでは、「行1 + 改行 + 行2」というパターンスペースを「行1 + (スペース) + 行2」の形に置換している。