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ATF State Chart Editor Sample_j

Gary edited this page Mar 17, 2015 · 2 revisions

Table of Contents

説明

StatechartEditor はステートチャート用のサンプルエディターです。データファイル形式の定義に XML スキーマを使用し、XML ステートチャートファイルの読み込みと書き込みを行います。また、ステートと遷移を視覚的に表示して編集できるようにします。AdaptableControl を使用して、ステートチャートを表示および編集します。ドキュメントキャンバスには、付箋紙のような役割を果たす注釈を追加できます。同時に複数のドキュメントを編集できます。標準の編集コマンドの実装には多くの ATF Editor コンポーネントが使用されています。StatechartEditor には、プロトタイピングの実例も含まれており、ドキュメントに挿入可能なステートチャートフラグメントのカスタムセットを作成する方法が示されています。

サンプルの内容に関する詳細は、State Chart Editor Programming Discussion をご覧ください。

StatechartEditor が示す ATF の機能

  • Statechart.xsd 内でデータモデルを定義する方法。
  • DOM を使用してメモリ内にデータモデルを格納。
  • アダプターを使用して、ステートチャートデータモデルを作成するために DOM を装飾する。
  • Editor.cs は IDocumentClient を実装してドキュメントフレームワークを使用する方法を示す。これにより、複数のドキュメントの管理、[ファイル] メニューコマンドの実装、起動時にドキュメントを自動新規作成したり開いたりすることが可能。
  • PaletteClient.cs は、IPaletteClient の実装方法を示し、Statechart パーツパレットの作成に IPaletteService を使用する。
  • ContextRegistry を使用して、アクティブな編集コンテキストを追跡し、編集している場所にアプリケーションコンポーネントが常に適用されるようにする。
  • AdaptableControl を使用して、グラフ抽象化を使いステートチャートを表示および編集する。
  • TransformAdapter、CanvasAdapter、および ViewingAdapter を使用して、ステートチャートキャンバスを実装する。
  • ScrollbarAdapter、AutoTranslateAdapter、MouseTransformManipulater、および MouseWheelManipulator を使用して、ステートチャートキャンバスをパンおよびズームできるようにする。
  • GraphAdapter、GraphNodeEditAdapter、および GraphEdgeEditAdapter を使用して、ステートチャートのステートと遷移を表示し編集可能にする。
  • IHierarchicalNode インターフェイスを使用して、ステート内のステートを許可する。
  • HoverAdapter を使用して、ステートチャートアイテム上にマウスポインタを移動したときに情報を表示する。
  • AnnotationAdapter を使用して、ステートチャートキャンバス上に注釈を表示しそのテキストを編集する。
  • PrototypingContext.cs は、IPrototypingContext の実装方法を示し、プロトタイピングを可能にするために PrototypeLister を使用する。

StatechartEditor の実行

  1. \bin\wws_atf\Release にある StatechartEditor.exe をダブルクリックします。
  2. [StatechartEditor] ウィンドウが表示されます。

StatechartEditor には以下のペインがあります。

  • [パレット]: [Statecharts] パーツパレット: [Comment]、[State]、[Start]、[Final]、[History]、[Conditional]
  • [プロパティエディター]: 選択したステートチャート要素のプロパティをリストコントロールで編集します。
  • [グリッドプロパティエディター]: 選択したステートチャート要素のプロパティをグリッドコントロールで編集します。
  • [プロトタイプ]: ステートチャートで使用するために定義する、カスタムのステートチャートフラグメントを一覧表示します。
  • キャンバス: ステートチャートを定義、表示、および編集します。ツールバーに含まれるボタンは、ファイル管理用が、保存、名前を付けて保存、すべて保存、印刷、ページ設定、印刷プレビューで、編集用が、切り取り、コピー、貼り付け、削除、元に戻す/やり直し、すべて選択、ロック/ロックの解除です。
メニューバーには次の項目があります。
  • [ファイル]: [Statechart を新規作成]、[Statechart を開く]、[保存]、[名前を付けて保存]、[すべて保存]、[閉じる]、[ページ設定]、[印刷プレビュー]、[印刷]、および [終了]。
  • [編集]: 標準の編集機能 ([元に戻す]/[やり直し]、[切り取り]、[コピー]、[貼り付け]、[削除]、[すべて選択]/[すべて選択解除]、[選択を切り替え]) のほかに、次の項目があります。
    • [キーボードショートカット]: [キーボードショートカットをカスタマイズ] ウィンドウを使用して、キーボードショートカットを設定します。
    • [設定を読み込み/保存]: 現在の設定を保存するか、またはファイルからアプリケーション設定を読み込みます。
    • [基本設定]: コマンドアイコンのサイズや最後にアクティブになったドキュメントの自動読み込みなど、アプリケーションやドキュメントを設定します。
  • [表示]: [選択範囲を最大表示] または [全体を最大表示] を選択します。
  • [フォーマット]: ステート要素の配置とサイズを指定します。
  • [ウィンドウ]: ペインの表示/非表示を切り替え、ドキュメントペインを整理します。

StatechartEditor の使用法

StatechartEditor を開くと空のキャンバスグリッドが表示されます。[パレット] から使用するステートチャート要素をキャンバスにドラッグします。各ペインのタブをクリックして、ステートチャートとステートチャート要素プロパティを表示し編集します。

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