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Beat Saber Overlay 改良版

これは、Reselim氏が製作したBeat Saber Overlayに各種表示オプションを追加し、機能改善した物です。

Beat SaberをOBS等で配信や録画する時に、曲名やスコアなどの譜面情報をオーバーレイ表示します。

preview

※画像はHttpStatusExtentionを使用したフルオプションのサンプルです。

インストール方法 (OBS)

  1. Beat Saberからオーバーレイにデータを送信するためにHttpSiraStatusをインストールしてください。

    • HttpSiraStatus

      上記からダウンロードして解凍したHttpSiraStatus.dllをBeatSaberのインストールフォルダのPluginsフォルダにコピーします。

      ダウンロードするzipファイル名のbs*.**.**の部分が自分の使用しているBeatSaberのバージョンと同じか、小さくて一番新しいものを使用してください。

      bs*.**.**のバージョンが使用するBeatSaberのバージョンよりも大きいと動作しませんので注意してください

    オプションの pp label all機能を使用するには、HttpStatusExtentionも導入する必要があります。

    ※HttpSiraStatusはModAssistantにあるwebsocket-sharpのインストールが必須です。入れ忘れトラブルが多いので注意して下さい。

    image

    ModAssistantに登録が無い場合はBEATMODSで、Game VersionをAnyにしてwebsocket-sharpを検索してダウンロードして下さい。

    image

    ※websocket-sharpはBeatSaberのバージョンに関係なく動作するので、HttpSiraStatusが対応していれば古いバージョンでも動作します。

    ※オーバーレイの動作確認は、このmodのバージョンで確認しています。

  2. リリースページから最新のリリースをダウンロードします。

    image

  3. ダウンロードしたzipファイルを適当なフォルダに解凍します。(例: C:\TOOL\beat-saber-overlay)

  4. OBSのソースにブラウザを追加します。

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  5. 新規作成を選択して、適当にソースの名前を設定して、OKを押します。

    image

  6. 解凍したzipファイルの中にある、index.html をダブルクリックするか、ChromeやEdgeブラウザで開きます。

    image

  7. ブラウザのアドレス(URL)欄を選択してコピーします。

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  8. コピーしたアドレスを、OBSのURL欄に貼り付けます。

    image

    ローカルファイルだと、オプション設定が出来ないのでこの様にURL表記で入力する必要があります。

    ※画面サイズに合わせてサイズを設定します。(1280x720等)

    ※(オプション) 1080p(1920x1080)の画面サイズの場合、オーバレイ表示を1.5倍に拡大する scale 修飾子を使用して下さい。

      file:///C:/TOOL/beat-saber-overlay/index.html?modifiers=scale
    
  9. 必要に応じて URLのindex.htmlの後に ?modifiers= を追加してオプションを設定します。複数のオプションはカンマ(,)で区切ります。

    image

  10. プロパティの幅は意図的に縮めることで、オーバーレイの表示幅を絞ることが可能です。

    曲名、アーティスト・作譜者、難易度(カスタム難易度)が幅を超える場合に自動でスクロールします。

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    image

  11. オーバーレイのソースの順序をゲームのソースよりも優先度を上げて、オーバーレイがゲーム画面に重ねて表示されるようにします。

    image

オプション

次の様なオプションがURLに設定可能です。

file:///C:/TOOL/beat-saber-overlay/index.html?modifiers=top,all

modifiers

複数のオプションは,(カンマ)で区切ることができます。

  • top
    • オーバーレイの表示を上部に配置し、レイアウトを垂直方向に反転します。
  • rtl
    • オーバーレイを右に移動し、右揃えのレイアウトにします。
  • scale
    • 1080p(1920x1080)の画面で使用するために、オーバーレイを1.5倍にスケーリングします。
  • test
    • テストのために背景を黒にします。
  • bsr
    • bsrの検索・表示をします。
  • miss
    • ミス数を表示します。
  • mod
    • Modifierを表示します。(DA,FS等)
  • energy
    • エナジーバーを表示します
  • pp
    • ランク譜面の時に精度100%のpp値、Star Difficulty、リアルタイムのpp値を表示します。(※1)
  • label
    • カスタム難易度がある場合に、デフォルトの難易度と共に表示します。(※1)
  • all
    • bsr, miss, mod, energy, pp, label オプションを全て表示します。(※1)
  • no-performance
    • スコア表示を消します。
  • no-hidden
    • 終了時に表示を消しません。

※1:pp, label オプションを表示するには、HttpStatusExtentionの導入が必要です。

ipまたはport

ゲームとOBSが別のPCの場合に、ゲーム用PCのBeat Saber HTTP Statusに接続する場合に設定します。

オプションは省略すると、ip=localhost 及び port=6557 となります。

file:///C:/TOOL/beat-saber-overlay/index.html?ip=192.168.1.10&port=6557&modifiers=top,bsr

機能追加、表示変更スキン

オーバーレイに機能追加、表示変更する追加スクリプト、CSSがあります。

XSplit Broadcasterの自動シーン切り替え (オーバーレイとは関係ありません)

オーバーレイが動作しない場合

トラブルシューティングを確認してください。

オーバーレイの改造について

オーバーレイは改造し易くするため、いくつか機能が用意されています。

HTMLの書き換え対象のid属性の有無チェック

オーバーレイのスクリプトでは特定のid属性値のHTMLタグに対して、プレイに合わせた書き換え動作を行います。

通常のオーバーレイはHTML内に書き換え対象のidが存在しないとエラーが発生し動作しません。 本オーバーレイでは起動時にHTML内のidをチェックし、存在しない場合は書き換え動作をしないため、HTMLやCSSを改造して好きなレイアウトや表示項目にすることが出来ます。

初心者向けに改造方法の記事を書きました。 HTMLを知らない人にも分かる、オーバーレイの改造の仕方を説明してみる

参考に、精度・スコア・曲名・bsr表示だけにしたシンプルな表示のhtmlを用意してあります。

file:///C:/TOOL/beat-saber-overlay/simple.html?modifiers=bsr
id属性値 動作
overlay プレイ開始時にclass="hidden"を削除してオーバーレイを表示し、終了時にhiddenを付与して表示を消します。
rank スコアのランク(SS,S,A,B,C・・・)に書き換えます。
percentage スコアの精度(xx.x%)に書き換えます。
combo コンボ数に書き換えます。
score スコアに書き換えます。
progress 曲のプレイ時間に応じたstroke-dashoffsetスタイル値(半径30pxの円周値px)を設定します。
image src属性に曲のカバー画像をセットします。
title 曲のタイトルに書き換えます。
subtitle 曲のサブタイトル情報に書き換えます。
artist 曲のアーティスト情報に書き換えます。
difficulty 難易度情報に書き換えます。
bpm 曲のBPM情報に書き換えます。
njs NJS情報に書き換えます。
njs_text NJSの項目名を起動時に保持し、NJS表示が出来ない場合は表示を消します。
bsr BeatSaverのkey(bsr)情報に書き換えます。
bsr_text bsrの項目名を起動時に保持し、bsr表示が出来ない場合は表示を消します。
mapper 譜面の作者名を表示します。
mapper_header 譜面の作者名のヘッダー表示を起動時に保持し、表示出来ない場合は消します。
mapper_footer 譜面の作者名のフッター表示を起動時に保持し、表示出来ない場合は消します。
song_time プレイ中の曲の再生時間に書き換えます。
song_length 曲の長さの時間に書き換えます。
mod 適用中のmod(IF,BE,DA,GN,FS,SS,NF,NO,NB,NA)情報に書き換えます。
miss ミス数(ノーツミス)に書き換えます。
pre_bsr 一つ前にプレイした譜面のbsr情報を表示します。
pre_bsr_text pre_bsrの項目名を起動時に保持し、NJS表示が出来ない場合は表示を消します。 
energy ライフ値(xxx%)に書き換えます。
energy_bar ライフ値に応じたwidthスタイル値(xxx%)を設定ます。
energy_group No Fail時にvisibilityスタイルをhiddenにします。
now_pp 現在のpp値に書き換えます。
now_pp_text now_ppの項目名を起動時に保持し、now_pp表示が出来ない場合は表示を消します。
star Star Difficulty値に書き換えます。
star_text starの項目名を起動時に保持し、star表示が出来ない場合は表示を消します。
pp 精度100%のpp値に書き換えます。
pp_text ppの項目名を起動時に保持し、pp表示が出来ない場合は表示を消します。

modifiersオプションの追加

modifiersフォルダにCSSファイルを追加すると、CSSファイル名でmodifiersオプションを指定して読み込める様になります。 独自スタイルのCSSを作成した場合に任意のCSSファイルを作成することで、オリジナルのOverlayのファイル群を直接改造する必要がなくなるため、改造内容を差分として配布することが可能となります。これにより、アップデートに追従しやすくなり、他人に配布が容易になります。

外部スクリプト起動用オプション配列

スコアに応じて色を変更するなど、動的にオーバーレイを変化させるにはJavascriptを作成する必要があります。

オリジナルのJSコードに手を付けなくても以下のオプション配列の要素として関数を追加すると。各イベントで呼び出されます。

なお、追加するスクリプトは最初(options.jsより前、startup.jsより後)に読み込んで下さい。

配列 (引数) 説明
ex_performance (data,now_energy) performanceが更新されるタイミングで呼び出されます
ex_timer_update (time, delta, progress, percentage) 曲時間表示が更新されるタイミングで呼び出されます
ex_timer_update_sec (time, delta, progress, percentage) 曲時間表示(秒毎)が更新されるタイミングで呼び出されます
ex_beatmap (data,now_map,pre_map) 譜面情報が更新されるタイミングで呼び出されます
ex_beatsaver_res (now_map) BeatSaverの譜面情報問い合わせのレスポンスがあった場合に呼び出されます
ex_hide () オーバーレイを隠すタイミングで呼び出されます
ex_show () オーバーレイを表示するタイミングで呼び出されます
ex_hello (data) HTTP Status の hello イベント時に呼び出されます
ex_songStart (data) HTTP Status の songStart イベント時に呼び出されます
ex_noteCut (data) HTTP Status の noteCut イベント時に呼び出されます
ex_noteFullyCut (data) HTTP Status の noteFullyCut イベント時に呼び出されます
ex_obstacleEnter (data) HTTP Status の obstacleEnter イベント時に呼び出されます
ex_obstacleExit (data) HTTP Status の obstacleExit イベント時に呼び出されます
ex_noteMissed (data) HTTP Status の noteMissed イベント時に呼び出されます
ex_bombCut (data) HTTP Status の bombCut イベント時に呼び出されます
ex_bombMissed (data) HTTP Status の bombMissed イベント時に呼び出されます
ex_finished (data) HTTP Status の finished イベント時に呼び出されます
ex_failed (data) HTTP Status の failed イベント時に呼び出されます
ex_softFailed (data) HTTP Status の softFailed イベント時に呼び出されます
ex_scoreChanged (data) HTTP Status の scoreChanged イベント時に呼び出されます
ex_energyChanged (data) HTTP Status の energyChanged イベント時に呼び出されます(本家HTTPStatusは未実装)
ex_pause (data) HTTP Status の pause イベント時に呼び出されます
ex_resume (data) HTTP Status の resume イベント時に呼び出されます
ex_menu (data) HTTP Status の menu イベント時に呼び出されます
ex_beatmapEvent (data) HTTP Status の beatmapEvent イベント時に呼び出されます
ex_noteSpawned (data) HTTP Status の noteSpawned イベント時に呼び出されます
ex_other (data) HTTP Status の other イベント時に呼び出されます
引数 説明
data HTTP Status から送信されるJSONオブジェクトが格納されています
now_energy ライフ値が格納されています(0~100 実数値[小数点有り])
delta 曲の経過時間(msec)
progress 曲の経過時間(sec)
percentage 曲の経過割合
now_map 現在の譜面のBeatSaver API 問い合わせ結果のJSONオブジェクト。但し、ex_beatmapの時は前回と同じ譜面のプレイ時のみ格納、それ以外はnull
pre_map 前回の譜面のBeatSaver API 問い合わせ結果のJSONオブジェクト。

ランクの色分け表示サンプル

参考として、ランク表示をCounters+の様にSSは水色、Aは黄緑、Bは黄色、Cは橙、DEは赤にする例を示します。

下記のコードをindex.htmlの<script src="./js/options.js"></script>の上の行に挿入して下さい。

<script type="text/javascript">
ex_performance.push((data,now_energy) => {
    let rank = document.getElementById("rank");
    switch (data.status.performance.rank) {
        case "SSS":
        case "SS":
            rank.style.color = "cyan";
            break;
        case "S":
            rank.style.color = "white";
            break;
        case "A":
            rank.style.color = "lime";
            break;
        case "B":
            rank.style.color = "yellow";
            break;
        case "C":
            rank.style.color = "orange";
            break;
        case "D":
        case "E":
            rank.style.color = "red";
    }
});
</script>

Release v2021/02/22以前のオプション関数(op_*)も互換性維持のため読み込むようになっています。

ただし、オプション関数はスクリプト全体で1箇所しか使用できないため、他のスクリプトと競合する場合は関数を合成する必要があります。

オプション配列の場合は、そういった問題はありませんので今後は配列に関数を追加して使用して下さい。

その他

他のオーバーレイでは一般的なGitHub Pages等による本オーバーレイの提供は以下を理由にあえて行いません。

  • 本オーバーレイはオプションスクリプト追加機能や、ユーザでの改造を推奨する設計のため
  • オリジナルの(Unnamed) Beat Saber OverlayではURL変更等によるトラブルが多かったこと
  • GitHubに繋がらない場合など、ネットワークのトラブル時に使用できないこと
  • 少し手間になるが、ダウンロードしてローカルで表示する使用方法で問題ないこと

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(improved) Beat Saber Overlay

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