このツールはOBS Studioなどで録画したBeatSaberのゲームプレイ動画を、下記画面の様にプレイした譜面に合わせて自動的に切り出しを行い、プレイ動画の編集や整理を支援する目的で作成しました。
DataRecorderを使用してBeatSaberのプレイ情報をデータベースに記録し、その情報を元に録画した動画を譜面毎に切り分けることが可能です。
- BeatSaberのプレイ録画した動画ファイルを読み込んでプレイした譜面をリスト表示し、譜面単位でプレビューや動画の自動切り出しが出来ます。
- 録画ツールの制約は特にありません、動作チェックはOBS Studioで行っています。
- 動画ファイルのタイムスタンプ(作成時間)を基準にカットしますので、環境が良ければ数フレーム以内の誤差でカット可能です。
- 動画を録画していない場合も、データベース閲覧モードでプレイした記録のリスト表示、成績等が閲覧可能です。
- 本ツールでカットした動画や、カット前の動画を自動で読み込んで、リスト表示からプレビュー等可能です。
- ノーツカット時のスコア(カット前70点、カット後30点、中心15点)を動画に字幕として埋め込み、再生時にビューワでON/OFF切り替えできます。
- エンコードを行う場合は、動画内に焼き込むことも可能です。
- リストで選択した譜面に対して以下の事が出来ます。
- 譜面の!bsrを検索してコピー
- Twitter等への投稿用フォーマット作成 (曲名、作譜者名、bsrのテンプレート展開)
- BeatSaverの譜面ページを開く
- BeastSaberの譜面ページを開く
- (複数)選択した譜面のリスト(成績等)をCSV出力
- 選択譜面のノーツカット毎の詳細なデータをCSV出力
- (複数)選択した譜面からプレイリストを作成
- (複数)選択した譜面の作譜者毎の統計情報(回数、曲数、時間)をグラフ表示
- (複数)選択した譜面の精度の統計情報(概要、点数毎のグラフ、配置毎の詳細点数)を表示
- 選択譜面のプレイ中の精度、スコア変化をグラフ表示
- データベースに記録されたプレイ時間等の日毎の統計情報をグラフ表示
-
DataRecorderのインストールを行って、一度BeatSaberを起動しデータベースを作成しておいて下さい。
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リリースページから最新のリリースをダウンロードします。
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zipを適当なフォルダに解凍します。例:C:\TOOL\bs_movie_cut
※注意 フルパスに半角空白' 'が含まれない場所を推奨します。(字幕データの保存で問題が発生します)
※注意 日本語以外のOSを使用している人は、ASCIIコードの印字可能文字のみで構成されているファイルパスに置いて下さい。
※注意 Program Files や Program Files (x86) 以下のフォルダにインストールしないで下さい。 -
bs_movie_cut.exe へのショートカットを作成してデスクトップに置くか、スタートメニューにピン留め等して起動できるようにして下さい。
ツールの使用方法はプレイ動画カットツールマニュアルを参照して下さい。
YouTube ショート動画用のFFmpegオプションは切り出す位置の設定が必要です。詳細は以下を参照して下さい。
Tips YouTube ショート動画用 FFmpegオプションについて
環境によってカットツールが原因で音ズレが発生する場合があるようです。対処法は下記を参照して下さい。
本ツールはRuby ver1.8.7 で動作するように開発しています。
Rubyはスクリプト言語のため、本来はRuby本体のインストールが別途必要ですが、本ツールは加藤勇也氏が製作したExerbを使用して、実行に必要な各種ライブラリと、実行ファイルと同名のrubyスクリプトファイルを読み込んで起動するスクリプトを、一つの実行ファイル bs_movie_cut.exe
に変換しています。これにより、ユーザへの配布が容易になり、スクリプト修正時の実行ファイルへの変換作業が不要になるため、スクリプト言語としての開発しやすさを損なうことがないようにしています。
GUIライブラリはにゃす氏が製作したVisualuRubyを使用して作成しています。Win32APIを直接利用しているため、Windowsと親和性が高く、使いやすいライブラリになっていますが、同時に本来OS依存の無いRubyがWindows OS限定の動作となっています。
通常の開発はExerbによるexe化作業は不要なため、特にRuby環境の構築をしなくてもスクリプトの修正やデバッグが可能です。
GUIフォーム画面の修正が必要な場合は、FormDesignerを使用して _frm_bs_movie_cut.rb
及び _frm_bs_movie_cut_jp.rb
を読み込むことで編集が可能です。こちらもexe化済みのため、Ruby無しで動作可能です。
別途ライブラリ等を実行ファイルに追加が必要な場合には、下記Ruby開発環境の構築が必要ですが環境を一通り構築するのは大変なため、取り計らいますのでご連絡下さい。
なぜ2013年に引退した1.8.7を使用するのか。 私は2002年頃からRubyを触りはじめましたが、Rubyの楽しんでプログラミングするポリシーが好きです。Rubyで出来ることならRubyで作りたいと思っています。また、ちょっと便利なツールを作って人に配布するのが好きです。そんな私にExerbとVisualuRubyと言う最強のタッグはベストマッチしました。 しかし、どちらも1.8.7でサポート終了しており、現在主流のRuby1.9系からの2.*系には対応していません。近い機能を有するものはありますが、デメリットが私にとって致命的なため、今でも1.8.7でExerbとVisualuRubyを使用しています。ただ、古いバージョンはセキュリティ面からも不特定なデータを開いて読むような用途には気をつける必要があります。今回のカットツールでも基本的には自分自身で記録したデータ(データベースや動画)しか触らないため、問題ないと判断しています。
一応、Exerbの後継に近い候補として Neriが、VisualuRubyの後継としてwrbがあり、興味がありますが、まだ試すところまで来ていません。(wrbはメンテされる見込み無さそうなので採用は無理そうです)
bs_movie_cut はプログラム本体と各種ライブラリから構成されています。
bs_movie_cutのソースコード及び各種ドキュメントについての著作権は作者であるリュナン(Twitter @rynan4818)が有します。 また、これらのライセンスはMIT License が適用されます。
それ以外のbs_movie_cut.exe に内包しているrubyスクリプトやバイナリライブラリ、同梱のSQLite3のDLLやffmpegの実行ファイルは、それぞれの作者に著作権があります。配布ライセンスは、それぞれ異なるため詳細は下記の入手元を確認して下さい。
各ツールの入手先、開発者・製作者(敬称略)、ライセンスは以下の通りです。
bs_movie_cut.exe に内包している具体的なライブラリファイルの詳細は Exerbレシピファイル を参照して下さい。
- ActiveScriptRuby(1.8.7-p330)
- https://www.artonx.org/data/asr/
- 製作者:arton
- ライセンス:Ruby Licence
- FormDesigner for Project VisualuRuby Ver 060501
- https://ja.osdn.net/projects/fdvr/
- Subversion リポジトリ r71(r65以降)の/formdesigner/trunk を使用
- 開発者:雪見酒
- ライセンス:Ruby Licence
- ICONION
- http://iconion.com/ja/
- https://www.ruby-lang.org/ja/
- 開発者:まつもとゆきひろ
- ライセンス:Ruby Licence
- http://exerb.osdn.jp/man/README.ja.html
- 開発者:加藤勇也
- ライセンス:LGPL2.1
- https://rubygems.org/
- ライセンス:Ruby Licence
- http://www.osk.3web.ne.jp/~nyasu/software/vrproject.html
- 公式サイト閉鎖のため、Internet Archive:https://web.archive.org/web/20210507035606/http://www.osk.3web.ne.jp/~nyasu/software/vrproject.html
- 開発者:にゃす
- ライセンス:Ruby Licence
- https://rubygems.org/gems/json/versions/1.4.6
- https://rubygems.org/gems/json/versions/1.4.6-x86-mswin32
- 開発者:Florian Frank
- ライセンス:Ruby Licence
- https://rubygems.org/gems/sqlite3/versions/1.3.3
- https://rubygems.org/gems/sqlite3/versions/1.3.3-x86-mswin32-60
- Copyright(c)2004、Jamis Buck(jamis@jamisbuck.org)
- ライセンス:https://github.com/sparklemotion/sqlite3-ruby/blob/master/LICENSE
- https://www.gnu.org/software/libiconv/
- Copyright (C) 1998, 2019 Free Software Foundation, Inc.
- ライセンス:LGPL2.1
- https://www.sqlite.org/index.html
- 開発元:D. Richard Hipp
- ライセンス:パブリックドメイン
- https://www.litedb.org/
- 製作者:Copyright (c) 2014-2022 Mauricio David
- ライセンス : https://github.com/mbdavid/LiteDB/blob/master/LICENSE
- https://www.newtonsoft.com/json
- 制作者:Copyright (c) 2007 James Newton-King
- ライセンス : https://github.com/JamesNK/Newtonsoft.Json/blob/master/LICENSE.md
-
製作者:Gyan Doshi
-
ライセンス:GPL3.0
※ffmpegはサイズが大きいのでリポジトリには入れていません
- https://curl.haxx.se/windows/
- 製作者:Copyright (c) 1996 - 2020, Daniel Stenberg, daniel@haxx.se, and many contributors, see the THANKS file.
- ライセンス:The curl license
- https://www.highcharts.com/
- © 2020 Highcharts. All rights reserved.
- ライセンス:非商用ライセンス
- 統計情報出力時のグラフ表示に使用、Highcharts及びHighstockのjavascriptコードはCDNで利用
- Highsoftソフトウェア製品は商用では無料ではありません