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longjie edited this page Oct 6, 2014 · 2 revisions

ファームウェアの開発に必要なもの

PICの統合開発環境 MPLAB.X

EclipseベースでフリーのIDE(統合開発環境)です。ただしコンパイラは別途インストールする必要があります。最新のバージョン(ver.2.15)を使うことができます。

PIC用コンパイラ XC16

PIC24Fシリーズには、XC16というコンパイラを用います。フリー版と商用版があり、フリー版だと最適化オプションを使うことができませんが、Telembaの開発には十分な機能が備わっています。最新のバージョン(ver.1.21)を使うことができます。

Android ADK用ライブラリ MLA

Microchipの最新のライブラリはHarmonyという名前で公開されていますが、これは、Android ADK(Accessory Development Kit)をサポートしていません。旧バージョンのMLA(Microchip Library for Application)という名前のライブラリにはADKサポートがありますが、なぜかMLAの最新(v2013_12_20)にはADKのサポートは無く、一つ前のバージョン(v2013_06_15)をインストールする必要があります。MicrochipはPICでADKをサポートする気があまりないようです。

PICKit3 秋月電子

PICKit3

PCからPICに書き込んだりデバッグしたりするためのハードウェアです。ファームウェアをPICに焼き込むの際に必要です。

ソースコードの取得

Githubのレポジトリからcloneします。

$ git clone https://github.com/start-jsk/telemba.git

firmware/applicationがファームウェアのソースコードです。MPLAB.XというフォルダがMPLABのプロジェクトフォルダとなるので、これをMPLAB.Xで開きます。

MPLAB.Xのプロジェクトの設定

プロジェクトの設定に、ヘッダやライブラリのパスを設定するところがあるので、ご自分の環境に合わせて変更します。

MPLAB.X/dist/Roombox2.3/production/MPLAB.X.production.hex がコンパイル済みのファームウェアのイメージファイルです。

ファームウェアの書き込み

Projectの"Property"->"PICKit3"->"Power"にある、"Power target hardware from PICKit3"がチェックされていることを確認してください。

Telembaの基板のダウンロード用ピン(JP1)にPICKIT3を差し込んでください。PICKIT3の三角矢印が1番ピンにくるように注意してください。

"Make and Program Device Main Project"ボタンを押して、ファームウェアをダウンロードします。