Renderer

4. レンダラー

KVSでは、オブジェクトの種類に応じて適切に描画方法を指定することによってデータを可視化することができます。このとき、描画方法はレンダラーと呼ばれるソフトウェア部品（モジュール）として提供され、各オブジェクトに割り当てられます。

一般に、幾何オブジェクトに対しては標準的なインターフェース関数（API, Application Program Interface）を使って描画することができます。KVSでは、それらの標準APIを使って、点オブジェクト、線分オブジェクト、ポリゴンオブジェクトそれぞれに対してレンダラーを用意しています。

一方、ボリュームオブジェクトを描画する場合は、それらを扱うための標準APIは用意されていないため、利用者が独自にレンダラーを作成する必要があります。KVSでは、ボリュームオブジェクトを対象とする独自のレンダラーをいくつか実装しています。

ここでは、KVSで実装されている代表的なレンダラーとその利用方法について説明します。

• 点レンダラー
• 線分レンダラー
• ポリゴンレンダラー
• ボリュームレンダラー